照明を「オシャレ度」だけで選んでいない?選び方を変えるだけで電気代をカットできる方法とは
照明器具を選ぶ際はつい見た目を重視しがちですが、電気代の節約につながるポイントもチェックすることが大切です。 できるだけ電気代を節約したいなら、見た目だけでなく、ランプの種類を何にするかも重視しましょう。 本記事では、ランプの種類を取り換えた場合に得られる省エネ効果や、点灯時間を短くすることの大切さについてご紹介します。
ランプの種類を替えた場合の省エネ効果は?
白熱電球から電球形蛍光ランプや電球形LEDランプに取り換えた場合、どのくらいの省エネ効果が期待できるのかをまとめました。 ■白熱電球から電球形蛍光ランプに取り換えた場合 白熱電球は広く使われている電球です。 東京都環境局の「2023家庭の省エネハンドブック」にも記載されている通り、白熱電球はLED電球や電球型蛍光ランプと比較すると消費電力が高く、電気代が高額になります。 一方、電球形蛍光ランプは白熱電球より単価は高くなりますが、消費電力は白熱電球より低いため、電気代は安くおさえられる点が特徴です。 経済産業省の資源エネルギー庁によると、54ワットの白熱電球から12ワットの電球形蛍光ランプに交換した場合、年間2000時間の使用で84.00キロワットアワーの省エネ効果があり、約2600円の節約になるということです。 ■白熱電球から電球形LEDランプに取り換えた場合 LED照明は、節電効果の高い照明器具です。 経済産業省の資源エネルギー庁によると、54ワットの白熱電球から9ワットの電球形LEDランプに交換した場合、年間2000時間の使用で90.00キロワットアワーの省エネ効果があり、約2790円の節約になるということです。 LEDには省エネ性以外にも以下のメリットがあります。 ●寿命が長い ●オンとオフを繰り返しても寿命に影響しにくい ●虫が寄りつきにくい ●スイッチを付けるとすぐに明るくなる LEDの電球代は白熱電球よりも高いですが、自宅で過ごす時間が長い方や長期的に利用される場合は、電気代を踏まえても節約効果を期待できるでしょう。