ジョン・レノンとポール・マッカートニーの作曲術に迫る、ドキュメンタリーDVD発売
ジョン・レノン&ポール・マッカートニーの作曲術にスポットを当てたドキュメンタリーDVD『ジョン・レノン&ポール・マッカートニー ソングブック 1957-1970』『ジョン・レノン&ポール・マッカートニー ソングブック2 1967-1980』が2024年6月5日(水)に発売される。 【動画を見る】故ジョン・レノンとバーチャル・デュエット この作品は、音楽史上最も有名で最も成功した稀代の天才ふたり、ジョン・レノンとポール・マッカートニーが生んだ多くの名曲たちにまつわるエピソードを、数々の代表曲の映像はもちろん、出演映画・ニュース・関係者のインタビュー等、貴重な映像満載で深堀りしていくドキュメンタリー。ジョンとポールの出会いから、ビートルズの結成・解散、ソロ活動、ジョンの悲劇的な死まで、年代ごとに活動を追った4部作をそれぞれ2枚組ディスクに収録している。 今やザ・ビートルズの活動期間はもちろん、ジョンの生前の活動期間もリアルタイムで経験していない音楽ファンが大半を占めるようになったものの、その楽曲はサブスクで誰もが気軽に聴くことができ、珠玉の名曲たちは世代を越えて世界中の人々を楽しませている。このドキュメンタリーは、彼らの作曲術、レコーディング技術の進化等が、様々な証言と映像で時系列に沿って構成されることで、わかりやすく可視化されている。 『ジョン・レノン&ポール・マッカートニー ソングブック 1957-1970』のディスク1では、1957年のジョンとポールの運命的出会いから、ビートルズ結成、1965年のアルバム『ラバー・ソウル』までを収録。イギリスのポップバンドとしては珍しかったというオリジナル曲でのデビューとなった「ラブ・ミー・ドゥ」、「プリーズ・プリーズ・ミー」等、初期の名曲誕生の背景を、社会現象を巻き起こした当時の貴重な映像と共に検証する。ディスク2ではアルバム『リボルバー』リリースの1966年からラストアルバム『アビー・ロード』、ビートルズ解散の1970年までを収録。2人の関係性がバンドの終焉へと向かう切ない時期でもあるが、彼らが最もクリエイティブな意欲に満ちていた時期である。「イエスタデイ」のようなリリカルな曲を書く一方で、ヘヴィメタルの先駆けと評される荒々しい「ヘルター・スケルター」を書くポールの多様な表現、サイケデリックナンバー「トゥモロー・ネバー・ノウズ」でジョンが開いた新たな扉といった、コンポーザーとしての神髄を知ることができる。 『ジョン・レノン&ポール・マッカートニー ソングブック2 1967-1980』のディスク1では、1967年から1972年を収録。ビートルズ人気絶頂の中でジョンはプラスティック・オノ・バンド名義で発表した「ギブ・ピース・ア・チャンス」や「インスタント・カーマ」で、民衆に寄り添う活動家としての姿を見せながらソロ・アーティストとして地位を確立。ポールが自らすべての楽器を演奏した初のソロアルバム『マッカートニー』発売が呼んだ波紋や、代表曲の1つ「恋することのもどかしさ」について等、2人の音楽性、性格の違いなどが詳らかになっている。ディスク2では、1973年から1980年まで、それぞれの活動を追っている。ポールはウィングスを結成後、精力的な活動で、「マイ・ラヴ」、」「バンド・オン・ザ・ラン」、「あの娘におせっかい」といったヒット曲を生み出しシーンの最前線で活躍。ジョンは約5年間の活動休止を経たことで、1980年に「スターティング・オーヴァー」、「ウーマン」等を収録した名盤『ダブル・ファンタジー』を発表。これが最後の作品となってしまった。 このドキュメンタリーを通して、2つの突出した才能がいかに多くの名曲を残しているかを知ることができると共に、あまりにも対照的なジョンとポールが1つのバンドで活動していたビートルズの数年間はまさに奇跡だったのだと思わざるを得ない。マニアはもちろん、最近になって彼らの音楽に触れた若い世代も楽しめる内容だ。 <リリース情報> 『ジョン・レノン&ポール・マッカートニー ソングブック 1957-1970』 2024年6月5日発売 6050円(税込) ビートルズ結成から解散、ソロ活動まで如何にして名曲たちは誕生したのか......? 音楽史上最も有名で最も成功した稀代の天才ふたり=レノン&マッカートニーの作曲術にスポットを当てた全音楽ファン必見の4部作ドキュメンタリー第1弾。 『ジョン・レノン&ポール・マッカートニー ソングブック2 1967-1980』 2024年6月5日発売 6050円(税込) ビートルズ結成から解散、ソロ活動まで如何にして名曲たちは誕生したのか......? 音楽史上最も有名で最も成功した稀代の天才ふたり=レノン&マッカートニーの作曲術にスポットを当てた全音楽ファン必見の4部作ドキュメンタリー第2弾。
Takayuki Okamoto