ガッカリ…。日本代表、アジア杯グループリーグ期待外れの選手(2)甘い対応で失点…。鉄壁の守備が完全崩壊!?
サッカー日本代表は、AFCアジアカップカタール2023・グループリーグD組で2位となり、決勝トーナメント進出を決めた。今回の代表は史上最強という声もあるが、やはりアジアカップは簡単な大会ではなく、予想以上に苦戦を強いられている。今回はグループリーグで本来のプレーを見せられなかった日本代表の選手を紹介する。
DF:板倉滉 生年月日:1997年1月27日 ベトナム代表戦:フル出場 イラク代表戦:フル出場 インドネシア代表戦:出場なし 板倉滉は、グループリーグ2試合に出場した。初戦のベトナム代表戦は危なげない対応で好印象を残しているが、イラク代表戦は対照的なパフォーマンスだったと言える。 イラク代表が先制したシーンは、もともと板倉がマークしていたアイメン・フセインのヘディングがつながったところからだった。競りに行くかをためらった末に味方に委ねて自身はカバーに回るが、その後も寄せが甘く、結果として失点につながっている。 アイメン・フセインは立ち上がりでここに目を付けたのか、その後もハイボールを受けるときは板倉と空中戦を競るようなポジションを取ることが多かった。イラク代表はアイメン・フセインが競ってこぼれたボールからチャンスをつくろうとしてきていただけに、板倉が制空権を握れなかったことは痛かっただろう。 また、右サイドバックを務めた菅原由勢との距離が遠く、カバーリングがうまくハマらなかった印象を受ける。右サイドがチグハグだったことも修正したいポイントだ。 板倉は昨年10月に左足首の遊離軟骨の除去手術を受けたため、しばらく試合から遠ざかっていた。その影響でパフォーマンスがあがりきっていないと言われていたものの、ベトナム代表戦では十分なプレーを見せていただけに、決勝トーナメントでは本来の姿を披露してもらいたいところだ。
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