スタートアップから大企業まで支えるデジタル広告の新星
百本 正博(ひゃくもと・まさひろ)/1970年5月11日生まれ。日本大学商学部卒業。1995年大広入社、法人営業などを担当。2005年U・M・A取締役。2012年11月電子広告社(現デジタリフト)を立ち上げ代表取締役就任(現任)(撮影:今井康一)
Webサイト閲覧者の興味・関心に合わせて広告を配信するデジタル運用型広告。中でも、日々変化する消費者の状況を捉えて素早く運用改善するアジャイル広告を得意とするのが9月28日、東証マザーズ市場に上場したデジタリフト(9244)だ。広告予算の少ないスタートアップと直接取引することで企業の成長を支援しながら、自社の利益率向上を図る。上場後初の決算となった前2021年9月期は営業利益が前期比79.6%増となる1億9900万円。今期も2桁の増益を見込む。2012年に当社を立ち上げた百本正博代表に成長戦略を聞いた。 ――東洋経済の業種分類によるとネット広告の上場企業は37社(執筆時点)。デジタリフトの特長は。 顧客基盤が広く、広告配信に関する技術を社員がよく理解していること。そしてデジタルマーケティングなどのコンサルティングも手がけていることだ。創業初期で広告予算が少ない企業に対する成長の手伝いも、すでに大きく成長した企業の手伝いもできる幅広いサービスメニューを持っている。 つまり企業の成長に合わせて、ずっと横にいてお手伝いすることができる。これにより、われわれ自身も成長できると考えている。
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広瀬 泰之