セインツに今季初ゴールをもたらした菅原由勢を複数の現地メディアが3節の「ベスト11」に選出!「2つの好機創出と5回のボール奪取」と攻守両面の貢献を評価
2026年ワールドカップ・アジア3次予選の中国、バーレーン戦に臨むため、現在は日本代表チームに合流しているサウサンプトンの菅原由勢。今夏、オランダのAZからプレミアリーグに参戦したサイドプレーヤーは好調を維持している。 【動画】サウサンプトン菅原、プレミア初ゴールは左のアウトサイドで! ここまで消化した3試合の全てで先発出場した菅原は、3節のブレントフォード戦では初めてフル出場。そしてこの試合で、後半アディショナルタイム5分にアダム・ララーナが頭で落としたところを反応良く左足アウトサイドでダイレクトボレーを放ち、新天地での初ゴールを決めた。 サウサンプトンは過去2戦をいずれも0-1で落とし、このブレントフォード戦も0-3とリードを許していたということで、チームの今季ファーストスコアラーとなった背番号16。得点だけでなく、クロス等からチャンスを創出し、FKでも惜しい場面を生み出した彼は、SNSで3連敗を悔しがると同時に、「サウサンプトンで初ゴールを決められてハッピーです」と喜びを表わしている。 このゴールに対し、クラブは公式サイトで「素晴らしいタッチのシュート」と称賛し、現地メディアではスポーツ専門チャンネル『Sky Sports』が「菅原がチームの無得点記録に終止符を打った」と伝えて、10点満点の採点ではチーム最高タイとなる「7」を付与。英国公共放送『BBC』は、「素晴らしいシュートによる、慰めの一発」と表現した。 また、日刊紙『THE Sun』紙は「菅原が15ヤードの距離から、ファーポストに当てて決めたアウトサイドでのシュートが、ようやく『セインツ』のファンに歓喜をもたらした」と綴り、昇格組である同クラブにとっての、15か月ぶりとなるプレミアリーグでのゴールだったと紹介。そして、『Daily Mail』紙は「菅原のゴールは、彼の右サイドでの素晴らしいプレーに対する正当な報酬だった」とポジティブに評し、採点ではやはり最高タイとなる「6.5」を与えている。 苦戦するチームの中で、菅原が見せた好パフォーマンスは、プレミアリーグ全体でも目を見張るものだったようで、データ専門サイト『WhoScored.com』は、3節の「チーム・オブ・ザ・ウィーク」にこの日本人選手を右SBとして選出。「8.11」の高採点とした彼のプレーを「堅実なプレーを披露。この24歳は終盤にゴールを決めた他、2回のタックルを成功させ、それにはラストマンタックルも含まれていた」と総括した。ちなみに、「チーム・オブ・ザ・ウィーク」の顔ぶれは以下の通り。 GK:アリソン(リバプール) DF:菅原由勢(サウサンプトン)、ネイサン・コリンズ(ブレントフォード)、フィルジル・ファン・ダイク(リバプール)、リュカ・ディーニュ(アストン・ビラ) MF:モハメド・サラー(リバプール)、ケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)、ドワイト・マクニール(エバートン)、ルイス・ディアス(リバプール) FW:アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)、ドミニク・カルヴァート=ルーウィン(エバートン) また、同じくデータ専門サイトの『Squawka』もリーグ3節のベストイレブンを以下のように発表。こちらでも菅原は右SBとして名を連ね、「サウサンプトンは依然として勝点を獲得できなかったが、菅原はブレントフォード戦の敗戦の中で良いプレーを見せた。この日本人DFは、WBとして前線でも時折プレーしており、それが初ゴールに繋がった。またこの試合では、2つのチャンスを創り、5回のボール奪取も記録」と、攻守両面での貢献に対して賛辞を贈られている。 GK:ディーン・ヘンダーソン(クリスタル・パレス) RB:菅原由勢(サウサンプトン) CB:ウェズレイ・フォファナ(チェルシー)、ルイス・ダンク(ブライトン) LB:リーフ・デイビス(イプスウィッチ) CM:マリオ・レミナ(ウォルバーハンプトン)、ミッケル・ダムスゴー(ブレントフォード) RW:モハメド・サラー(リバプール) No.10:ブライアン・ムベウモ(ブレントフォード) LW:ルイス・ディアス(リバプール) ST:アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ) 構成●THE DIGEST編集部
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