シム・ウンギョン、海外進出の理由や「日本アカデミー賞」について語る“驚きすぎて痙攣が起きた”
日本進出に成功したシム・ウンギョンが、「日本アカデミー賞」最優秀主演女優賞を受賞した瞬間を振り返り、「痙攣が起きた」と語った。 映画「The Killers」に出演したシム・ウンギョンは最近、ソウル鍾路(チョンノ)区で行われたインタビューで、6年ぶりに韓国映画に出演した感想を語った。 韓国で今月23日に公開された映画「The Killers」は、ヘミングウェイの短編小説「殺し屋」をモチーフに制作した作品。キム・ジョングァン監督のスタイリッシュな演出を垣間見ることができる「変身」、ノ・ドク監督のウィットが際立つ「業者たち」、1979年を背景にしたチャン・ハンジュン監督のサスペンス時代劇「皆が彼を待つ」、美しい映像で知られるイ・ミョンセ監督のノワール「無声映画」で構成され、シム・ウンギョンが彼らのペルソナとして各作品で活躍する。 「新聞記者」や「ブルーアワーにぶっ飛ばす」「椿の庭」などに出演し、日本の映画界で活動していたシム・ウンギョン。「新聞記者」では「日本アカデミー賞」最優秀主演女優賞を受賞した。 この日のインタビューで「『私がずっと演技をしても良い女優なのだろうか?』という疑いと葛藤の中にいた」と告白した彼女は、今回『The Killers』に出演してそのような心配を和らげることができた」と告白。そして「だからといってプライドや自信がないわけではない。演技は簡単なものではないということをしみじみと感じているからだ。このような表現は恥ずかしいけれど、演技は愛憎だ」と語った。 日本に進出した理由を聞くと、「若い頃から海外進出を考えてきた。韓国だけでなく様々な国や様々な言語、様々な作品、国籍とは関係なく、作品さえ良ければ活動したいと思っていた。その中の一つが日本だったけれど、ちょうど2018年に日本の事務所と契約を締結することになり、日本に進出した」と説明した。 「日本に進出したからといって成功する保証はない」と話した彼女は、「日本での成果は全く予想できなかった。事務所も予想していなかった。様々なフィルモグラフィーを積んでゆっくり行こうと思ったけれど、思ったより早かった。『日本アカデミー賞』最優秀主演女優賞の受賞も全く予想できなかった。最初で最後になるだろうけれど、俳優たちを見に行こうという気持ちだった。そのように楽しんでいた中、日本の名俳優が私の名前を呼んでとても驚いた。驚きすぎて痙攣が起こるほどだった。『もっと頑張らなければ』と誓うきっかけになった」と伝えた。 日本で活動する中で大変だったことはあるかという質問には、「ないはずがない。環境も違うし、現地の撮影現場に適応しなければならないからだ。何よりも言語能力を上げることが宿題だった。韓国と一番違うところは撮影期間だと思う。韓国では映画一本を撮るのに最大3、4ヶ月は撮影したけれど、私が経験した日本の撮影現場は期間が短かった。『ブルーアワーにぶっ飛ばす』は2週間、『新聞記者』は20日間撮影した。手に負えないと思うこともあったけれど、翻訳本と原本の台本を一緒に持ち歩きながら、声を出して読みながら日本語を練習した。そのように練習して、『私がこのような心構えを忘れていたのではないだろうか?』と思った。過去に撮影した『ファン・ジニ』の台本がまだ家にあるけれど、全てボロボロになっている。日本で活動する中で『このような瞬間を忘れていたのではないだろうか』と感じた。演技に臨む姿勢が変わった」と説明した。
ペ・ヒョジュ