輪島港沖合に“新たな港”つくる案も…“能登の漁港”復興へ初会合 9割以上で岸壁倒壊など被害
能登半島地震で被災した港の復興に向け、石川県輪島市で25日県や自治体などの関係機関が復興方針の策定に向けて話し合う会議が開かれました。 協議会では県や能登の6つの市や町などが集まり能登の港の復興に向け、今回の地震による被害状況の報告などが行われました。県によりますと、能登にある64の漁港のうち、59の港で岸壁の倒壊や亀裂などの被害が確認されていて、今後の会議の中で漁港存続の方針を決めていくことにしています。 こうした中、県漁協輪島支所では、船籍を他の港に移す船が出てきているといいます。 県漁協輪島支所・笹原丈光組合長理事 「そういう船が出てくるかと思って不安。この港を一日でも早く復旧・復興させるのが第一」 笹原組合長はいずれ輪島市内に16ある漁港を集約し、輪島港の沖合に新たな港を作る考えも示しています。
北陸放送