漫画『外国人夫婦のお宅で怪しい葉っぱモリモリ料理を食べたら最高に飛んで世界観がバーストしたハナシ』より

　「食育」という言葉がある。よって「食べる」という行為は空腹を満たすだけではなく、教育にもなり得るのだ。高校時代に恐る恐る食べたエスニック料理で世界が広がった経験を基にした漫画『外国人夫婦のお宅で怪しい葉っぱモリモリ料理を食べたら最高に飛んで世界観がバーストしたハナシ』はそれを物語っている。 　作者はイラストレーターとしても活動する、いずいずさん（@iziz_1984）。自分の食べ物の好みのルーツを紐解いていくと、この思い出にいきつくのだという。その彼女に気になる本作の制作の裏側について聞いてみた。 ――本作は約4万いいねが付いており、かなりバズっています。要因について何か思うことは？ いずいず：タイトルの引きが上手くできたので、読んでもらうことができたのかなと思っています。いただいた感想からも「食の世界から世界が広がる」という一番伝えたいメッセージが届いていたようで嬉しかったですね。 ――高校時代の経験を改めて漫画にしたきっかけを教えてください。 いずいず：エスニック料理が好きなんですけど、その理由を辿っていくと当時の経験が原点なんですよ。それを作品として形にしたのが本作でした。 ――食べた瞬間のカットが何ともキャッチーでよいなと思いました。 いずいず：あの時は抵抗感もありつつ、本当に美味しくて感動したんですね。そのトリップ感を表現しました。今でも食べたことがないものに挑戦してみるのは好きですね。