乃木坂46阪口珠美「3期生で過ごした時間は一番の思い出」卒業を前に“大事な存在”への思い明かす
7月をめどに乃木坂46を卒業する阪口珠美が、1st写真集「青いバラ」(幻冬舎)を6月25日に発売した。阪口にインタビューを実施し、香港、マカオで撮影された本作への意気込みや魅力、撮影の様子を語ってもらった他、卒業を控え、乃木坂46や同期への思い、約8年間の活動も振り返ってもらった。 【写真】普段は見せないような大人っぽい表情も見せている阪口珠美の写真集カットなど全46点 ■「見応えしかない、見どころがたくさんある自信作」 ――初めての写真集が決まった時の心境から教えてください。 すごくすごくうれしかったです。ずっと夢に思っていたので、夢がかなったって感動しました。夢だった乃木坂46に入ることがかない、そこからまた次の夢を探した時に、先輩の写真集を見て、どんどん自分も撮ってみたいなって思うようになりました。ずっと心の中では写真集を目標にしていたんです。 ――完成した写真集を見た感想は? 撮影をした時点で「夢みたいだな」って思っていたんですけど、本になって改めて「自分の写真集だ」っていうのが実感できて、現実になったのがうれしいです。乃木坂46としての阪口珠美がしっかり詰まった、見応えしかない、見どころがたくさんある自信作が出来上がりました。 ――全体的なテーマ、コンセプトはありますか? 私が先輩の写真集や、先輩の姿に憧れていたので、女の子が見ても楽しめるような、憧れてもらえるようなものにしたくて、衣装や体作りもそれを意識していました。 先行カットとかを見て、ファンの女の子が「このメークかわいい」とか「この衣装似合うよ」とか言ってくれたのでうれしかったです。「この夏こういう服を着ていこう」とか、そういうふうに思ってもらえたらいいな。 写真集を買うことに抵抗がある女性もいるとは思うんですけど、老若男女誰が見ても「すてき」って思ってもらえると自信満々なので、世界中の人に見てもらいたいです。 ■ビキニを着たのは「赤ちゃんの時以来で…(笑)」 ――阪口さんにグラビアの印象があまりないので、水着やランジェリーのカットは新鮮でした。 水着とかランジェリーの撮影は初めてでした。ビキニを着たのも、本当に赤ちゃんの時以来で…(笑)。最初はもちろん緊張するかなと思って撮影に挑んだんですけど、いざ始まるとカメラマンさんや周りのスタッフさんのおかげで、そんなに緊張もせずリラックスして、いかに美しくきれいに見えるかを考えながら撮ることができました。 ――特に見てほしいところはありますか? 表情に注目してほしいです。家にいるぐらい素の表情もありますし、おいしいものを食べている表情とか、たくさん自分の素が詰まっていると思います。逆に、見たことないような大人っぽい表情もあるので、いっぱい見てほしいです。 ――確かに乃木坂46の活動の中では見せていなかったような表情もたくさん収められていますね。 ここまでいろんな顔をしたのは初めてじゃないかってぐらいでした。グループでいると、なかなか個人にスポットが当たることが少ないので、今回は本当にありがたく、存分に自分らしさを出せました。 ■街中でチャイナ服を着て撮影「たくさん注目されました(笑)」 ――今回の撮影の中で、ご自身の希望が反映されたところはありますか? 自分でこういう衣装が着たいとか、こういう雰囲気がいいっていうのはたくさんお伝えして、全てかなえてくださったんです。うれしかったですね。 ――撮影は香港、マカオで行われました。 いくつか候補を頂いた中で、一番自分が思い描いてた理想の雰囲気と近くて、「これだ!」って思ったのが香港とマカオの街並みや夜景だったので、「ここがいいです」ってすぐお伝えしました。 初めて行ったんですけど、夜景がもう本当にすごかったです。特にマカオは今までに見たことのない景色で、きれいというか異空間でした。 街も、想像していた何倍も賑やかでしたね。香港ではナイトマーケットに行ったり、お店がばーってたくさんある所に行ったりして。人もすごくたくさんいましたし、本当にわいわい賑やかだなって思いました。それも初めての経験でした。 ――街中での撮影はいろんな人に見られそうですね。 夜の街中でチャイナ服を着て撮影したんですけど、それはもう「なんの撮影?」っていう感じで、たくさん注目されました(笑)。「ぜひ皆さん写真集を買ってください」って思いながら撮影していました(笑)。 ■「水着やランジェリーの撮影でのポージングが難しかった」 ――撮影で大変だったことは何かありましたか? 水着やランジェリーの撮影でのポージングが難しかったです。洋服だったらこのポーズで大丈夫だったのに、また全然違うんだっていうのを初めて知って。普段とは違う筋肉を使いながらポーズを取っています(笑)。 ――5日間の撮影ということで、こんなに長い期間1人でお仕事することってこれまでなかったのでは? 8年間の中でも一番っていうぐらい強く印象に残るお仕事になりました。本当にありがたくて、幸せな時間でした。 中でも、太極拳をしたのが特に思い出に残っています。太極拳をすること自体は事前に決まっていたんですが、どういった方が来るのかとか、どういう感じなのか全く知らずに臨んだんです。現地のプロのおじいさんが教えてくださったんですが、初めての経験で楽しかったです。 ――タイトル「青いバラ」についても教えてください。 秋元(康)先生がいくつか候補を出してくださった中で、一番“ビビっ”と来たのが「青いバラ」でした。 「青いバラ」の花言葉がすごくすてきな言葉だなって昔から思っていて、以前ブログのタイトルにしたこともあったので、もうこれは運命だと思いました。 ■3期生への思い「8年間すごく幸せだった」 ――乃木坂46卒業が近くなってきました。「やりきった」と理由を明かしていましたが、このタイミングでその気持ちを強く感じたということでしょうか? そうですね。これまでも卒業については意識していて、先輩方がご卒業されたぐらいから強く意識するようになったんですけど、「33rdSG アンダーライブ」でやりきったなって思えたのが一番の理由です。それまでもずっと考えてはいたけど、なかなか悩んで悩んで…っていう日々だったので、そのライブで決意することができました。 ――5月に同期の山下美月さんが卒業されました。阪口さんの最後のシングルが山下さんのセンター曲「チャンスは平等」というのも、3期生の絆の深さを考えると感慨深いです。 3期生みんなを選抜に選んでいただいて活動できたんですが、「この時間を1秒も無駄にしないように過ごそう」って、ひっそりと意識していた期間でした。3期生で一緒にいられる時間が増えて、すごく幸せだったなって思います。 3期生で過ごした時間は一番の思い出です。もちろんライブも、乃木坂46の活動の中でたくさんやらせていただいて思い出に残っているんですけど、日々の何気ない、3期生みんなで楽屋とかでわちゃわちゃする時間がすごく幸せでした。それは乃木坂46にいないとできないことなので、8年間すごく幸せだったなと思います。3期生は家族ではない、友達とも違う“大事な存在”です。 ■卒業後は「悩みながらいろいろ目標を決めていけたら」 ――活動する中でファンの存在も大きかったと思います。 私を応援してくれている方は、もどかしい思いをたくさんしてきたと思うんです。それでも変わらずにずっと応援してくださっていたので、皆さんに変わらずに恩返しをし続けたいと思っています。私の夢がかなった写真集をたっぷり見て、最後まで変わらず応援してくれたらうれしいなと思います。 ミーグリで、ファンの皆さんが先行カットを印刷してくれたりするんです。「俺はこれが好き」っていうのをアピールしてくれたり、好きなポイントを3つ書いて時間内に頑張って話してくれたり。本当に自分のことのように喜んでくれているので、すごくうれしいです。 ――卒業後のことはまだ決まってないということでしたが。 そうですね。時間をたっぷり使って、悩みながらいろいろ目標を決めていけたらなって。またファンの皆さんと会えるように頑張りたいです。 ――お仕事以外で、卒業した後にやりたい、挑戦したいことはありますか? 夏っぽいことをしてみたいです。ずっと「ライブの夏」っていう感じだったので、海外のいろんな所に行ってみたいです。 挑戦したいことはいっぱいあるんですけど、一番は勉強がしたいです。自分の好きなことがいいかなと思うので、体を動かすことだったり、美容に関する勉強をしたり。語学も勉強したいし、時間をゆっくり使って一つずつ挑戦したいなと思っています。