史上初「月の裏側」からサンプル回収…中国の他国に先駆けた宇宙開発技術と激化する月探査競争【サンデーモーニング】
■加熱する月探査競争 専門家「今回の中国の成果はゲームチェンジャーにもなりうる」 今回、嫦娥6号は、フランスやイタリアなどの観測機器も積んでいて中国は国際協力もアピールしています。 一方、日本が参加しているのはアメリカが主導する「アルテミス計画」。 中国が嫦娥を送り込りこむ月の南極付近へ、2026年に宇宙飛行士を送る予定です。 現状について、大阪大学の寺田健太郎教授は「これまで、月探査はアメリカがリードしてきたが今回の中国の成果はゲームチェンジャーにもなりうる」「中国の開発スピードは目覚ましく、通信などノウハウを他国に先駆けて確立したのは大きい」と指摘。 「資金力を含め日本は、中国に大きく水をあけられた」といいます。 「宇宙強国」を掲げ、軍主導で、宇宙開発を急速に進める中国。 古来、アルテミスや、かぐや姫、うさぎなど、様々な物語がある「月」ですが、今後、米中の覇権争いが激しさを増すことが心配されます。 (サンデーモーニング2024年6月30日放送より)
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