“FRUITS ZIPPERの妹”SWEET STEADY「塩川莉世」私が売れるのはいつですか?|JJ
2024年3月にデビュー、6月9日に東京・EX THEATER ROPPONGIで初ワンマンを控える新生アイドルグループ「SWEET STEADY」。2023年、日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞した「FRUITS ZIPPER」の姉妹グループである彼女たちは、メンバー全員がアイドル経験を持つ“転生アイドル”。 メンバーの一人ひとりを私服姿で撮影。ファッション・メイクのこだわりと、“リベンジ”の思いを聞きました。今回はチームのまとめ役・塩川莉世さんです。(©Takuya Iioka/光文社)
ーー「SWEET STEADY」の紫色担当・塩川莉世は、ソロアーティストとして活動した経歴を持つグループの“歌姫”。 「小学校5年生くらいのころからアイドルを始めて、SWEET STEADYが3つめのグループです。中学時代に所属したグループが解散してからは自分で作詞作曲をしたり、ギターの弾き語りをしたり、2年くらいはソロ活動をしていて。私の地元が山梨県なので、歌詞に“武田信玄”の名前を入れた曲も作っていたんですよ。ファンの皆さんが、『武田信玄!』って叫ぶんです。おもしろかったですね!(笑)」 ーーアイドルに対する心残りが消えることはなかった。 「前のグループが解散するときは、『私はもうアイドルをやりません』とやり切った気持ちでファンのみなさんとさよならしました。でも、ソロ活動をするなかで『このままアイドル・塩川莉世が終わってしまっていいのかな』という気持ちが大きくなっていったんです」
ーー一度は辞めたアイドルを、もう一度始める迷いもあった。 「スタッフさんからSWEET STEADYに入らないかとお話をいただいたときは、このままアーティストの道を行くのか、アイドルにもう一度挑戦するのかまだ迷っていました。でも、その方に『女の子のかけがえのない瞬間が詰まったアイドルは今しかできないんだよ』と言われて心が動いた。 私は、小中高の間ずっとアイドルをしてきたので、青春時代の思い出にはいつもアイドルが一緒だったんです。まだまだ青春していたいなと思ったときに気持ちが固まりました」