力強く神秘的な洞杉、季節ごとの表情捉える 魚津埋没林博物館で長田さん写真展
二科会写真部富山支部長の長田達明さん(79)=魚津市=の写真展「魚津 洞杉の森~千古を生きる自然の記憶~」が同市釈迦堂の魚津埋没林博物館で開かれている。31日まで。 長田さんは昨年からこの時期に同館で写真展を開催。今回は片貝川上流に自生している天然杉の巨木群の力強く、神秘的な場面をモノクロで表現した16点が並ぶ。 3年前から異なる季節に15回ほど足を運び、朝と夕の光で3千枚近く撮影した。写真展ではその中から巨木が石を抱くように覆う姿や、葉の間から陽光が差し込む様子などを紹介している。長田さんは「洞杉の魅力を多くの人に知ってほしい」と話している。北日本新聞社後援。