県岐阜商、大垣日大、中京、岐阜第一の4強の牙城を崩すのは!? 市岐阜商、関商工の公立2校が追う! 前大垣日大・阪口慶三監督が特別顧問に就任した関商工にも注目【2024夏・岐阜大会展望】
ここ久しく岐阜県内の高校野球勢力図は、県岐阜商を筆頭として大垣日大、中京、岐阜第一の4強が中心にいる。その力関係は今年も変わらない。そこに今年は市岐阜商と関商工が追うという構図になりそうだ。 はたして、この上位6校を序盤で下して一泡吹かせるチームは現れるのだろうか。4強までの組み合わせから、今年の岐阜大会を占ってみる。 【動画】名将・鍛治舍巧監督が逆算から導き出す方程式。独自メソッドで県立岐阜商を日本一へ
県岐阜商と中京が、準々決勝で激突の可能性!市岐阜商は191センチの大型右腕に注目
県岐商と中京が同じブロックに入った。順当に行けば準々決勝でぶつかる。2年ぶりの出場を狙う県岐商は全国的にも注目されている149キロ右腕・森 厳徳投手(3年)が軸となるが、近藤 朝日投手(3年)、池田 諒真投手(3年)なども安定してきており、層は厚い。今年は学校創立120年、創部100年となる節目の年でもあり、甲子園出場は至上命題でもある。最初の壁としては2回戦で当たりそうな昨夏ベスト4の帝京大可児であろう。その先に待っているのは岐阜聖徳学園か。 中京は昨秋の県大会3位で東海大会に出場、ベスト8に進出している。今季から就任した元巨人の藤本 貴久監督がような戦いを挑んでいくのか、注目される。最速143キロ右腕・桑田 剛心投手(3年)は、昨秋の東海大会の浜松開誠館戦で11奪三振完投勝利を挙げた実績がある。桑田をリードする強肩強打の田邊 健司捕手(3年)が注目だ。8強までに立ちはだかりそうなのは、2回戦での対戦が濃厚な岐阜総合学園、3回戦の昨秋ベスト8・大垣商あたりだろうか。 市岐阜商は比較的無難に準々決勝までは上がっていきそうだ。191cm77kgの長身右腕・平塚 大紀投手(3年)に注目が集まる。やや制球に不安を覗かせることもあるが、打っても5番に入ることが多く、投打にチームを引っ張る存在だ。準々決勝では1回戦で対戦する岐阜と美濃加茂の勝者が来そうだ。岐阜の小倉 悠叶投手(3年)と谷口 智仁捕手(3年)は経験も豊かだ。美濃加茂は粥川 友翔捕手(3年)が2年生の松山 航投手などを引っ張っていく。粥川は打撃力もあり4番三塁手として起用されるケースもある。