「止める」ではなく「保管する」。愛するクルマを完ぺきに守る、隅々までこだわったガレージハウス|旧車の棲むガレージ
クルマのコンディションを保つために必要だという2つのガレージ
クルマを「止める」ではなく「保管する」という視点でガレージを考えていくと、レンタルガレージは反面教師として多くの対策点を教えてくれたという。とくに気になったのがガレージ内の温度、寒暖の激しさだったいう。 「薄いシャッター扉一枚だけだと、夏は猛烈に暑く、冬は凍えるように寒い。人間にとって過酷な環境は、クルマにとっても当然よくないんですよ」 ガレージの建物は、天井、側壁に耐候性の高いガルバリウム鋼板を使用、外気温の影響を受けないよう壁内には断熱材をふんだんに取り入れる構造にしたという。 こうして6年前に完成した第1ガレージは、1階を車両4台分の保管スペースとして、2階部分を人間の居住スペースとして設計された。実のところお住まいを、ガレージとは別のところにお持ちである。 そしてそれから3年後、敷地後方の空きスペースに第2ガレージを建設。詳しくは写真をご覧いただきたいが、ガレージはお気に入りのクルマを最良のコンディションに保つための必要不可欠な保管場所、という発想なのだ。
Nosweb 編集部