『発表!Nコン2024課題曲』宮藤官九郎、緑黄色社会、俵万智がそれぞれ手掛けた課題曲を初披露 テーマは「チェンジ!」【コメントあり】
4月6日(土)放送の『発表!Nコン2024課題曲』(Eテレ 午後4時30分~5時)で、宮藤官九郎作詞の小学校の部 課題曲、緑黄色社会による中学校の部 課題曲、俵万智作詞の高等学校の部 課題曲が初披露される。 【写真】中学校の部の課題曲を手掛けた緑黄色社会 全国の小・中・高校生を合唱で結ぶ「NHK全国学校音楽コンクール」(Nコン)は、昨年度は全国から1762校、およそ4万7000人が参加した、日本最大規模の合唱コンクール。第91回・2024年度の課題曲のテーマは「チェンジ!」で、新たな“チェンジ”が待つ未来へ踏み出そうという願いが込められている。 小学校の部 課題曲「かわっただけだよ ヘンじゃない」は、監督や俳優としても活躍する脚本家・宮藤官九郎が作詞を担当。そして、中学校の部 課題曲「僕らはいきものだから」は、若い世代から圧倒的支持を集めるバンド・緑黄色社会が制作。 高等学校の部 課題曲「明日(あした)のノート」は、歌人の俵万智が作詞を手がけ、それぞれの制作者ならではの視点でテーマ「チェンジ!」をとらえた曲が誕生した。番組では、課題曲の演奏を初披露するとともに、制作者たちが曲に込めた思いを紹介していく。 <宮藤官九郎 コメント> 僕は小学生の頃“変わった子”でした。授業中うろうろしたり、大声出したり、先生にいたずらしたり、合唱コンクールでニヤニヤして叱られたり。 僕が育った昭和の小学校と今とでは、いろいろちがうでしょうが、変わった子は今もいるはず。いなかったら少しさびしい。 変わった子は変わった子なりに、自分がヘンだと言われることを気にしたり、人知れず落ち込んだりします。昨日まで楽しかったことが、今日はなんだか楽しくなかったり、日々の変化を敏感に感じて、悲しくなったりします。 そんな、かつての僕のような変わった子を「変わっただけだよ、ヘンじゃない」と励ましてあげたくて、こんな歌詞を書きました。 ヘンな子もヘンじゃない子も、元気に歌ってくれたらうれしいです。みんなの歌声、早く聞きたいです。 <緑黄色社会 コメント> 「にんげん」は生きていると、さまざまな変化を経験します。ひとくちに変化といっても、成長と感じるときもあれば、停滞や退化と感じるときも…。それでも、変わっていくのは、動いている、つまり、生きている、ということ。人生で経験する出来事のすべては、いつか宝になる。その宝を大切な友と分かち合うために、さまざまな変化に立ち向かっていってほしいです。 この曲を歌うことで、自分が変わっていく「いきもの」であることを誇らしく思ってもらえますように。 <俵万智 コメント> 十代の心は十代の肌をしている。むきだしで、なめらかで、傷つきやすく、だけど回復する力もある。イヤなことや思い通りにならないことも多いだろうけど、どんな経験にも意味はあって、いつかあなたの糧になる。みなさんより少し長く生きて、もう消えないシミやらシワでいっぱいの、私からのエールとして書きました(そのシミが作詞の原動力!)。 「明日のノート」には何を描いてもいい。立派じゃなくていいし、「いいね」なんかつかなくていい。 だってそれは、世界でたった一つの、あなたのためのノートだから。
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