セリエA最強レジスタと評判のインテルMFチャルハノール、元伊代表キエッリーニ氏が進化の背景を解説「私も同様のケースをみたことがある…」 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】元イタリア代表DFのジョルジョ・キエッリーニ氏が、インテルに所属するトルコ代表MFハカン・チャルハノールに賛辞を贈り、その進化の背景に言及した。 【動画】イタリア×トルコ|ハイライト 国際親善試合|2024
2021年にミランを退団し、ライバルのインテルへフリーで加入したMFハカン・チャルハノール。3年目となった2023-24シーズンは、退団したマルセロ・ブロゾヴィッチの代役に抜てきされ、シモーネ・インザーギ指揮下の3-5-2のシステムでアンカーを務めて躍動し、スクデット獲得に大きく貢献した。 かつてトップ下の選手だったチャルハノールは、インザーギの下で大きな進化を遂げ、“セリエA最強レジスタ”や“ヨーロッパ最強レベルのMF”と謳われるほどの評価を受けているが、元イタリア代表DFのジョルジョ・キエッリーニ氏がイタリアメディア『Sky Sport』の番組内で見解を示した。 「進化は、起用したインザーギとチャルハノール本人の2人の功績だと考える。私自身も、同様のケースを見たことがある。(元ユヴェントスMFのミラレム)ピアニッチの時に、私はその舞台裏を目にしてきたんだ。監督は選手に対して『君は新たなポジションでプレーすれば、世界最強MFになれる。もしチームのためにプレーをし、守備面に取り組めばね…』などと言う」 「一方で選手の側も、自身のこれまでのやり方を変える意思が必要だ。チームのために守備面に取り組もうとしたり、パスコースを読んだりね。それからこうした選手たちが自身の持つクオリティを最大限に発揮できるチャンスも必要になる。いずれにせよチャルハノールは、ベスト5かベスト10かはわからないが、世界最強レベルのMFの1人と言って良いだろう。彼のここ2年の成長は並外れていた」 同メディアの番組でキエッリーニ氏と同席した元イタリア代表DFのアンジェロ・オグボンナも、インテルMFの変化に言及。「彼の場合、ポジションの変更が大きかったと思う。もはやチャルハノールの重要性は、みんなが知っていることだ。チームにバランスと落ち着きをもたらすことができる。僕が彼を描写する必要もないよね」と語った。