高良健吾主演映画『罪と悪』佐藤浩市、椎名桔平、村上淳が新たに出演決定
高良健吾を主演に迎え、罪の真実と正義の在り方を問う本格サスペンス映画『罪と悪』(2024年2月公開)。このたび、佐藤浩市、椎名桔平、村上淳ら豪華追加キャストが発表され、キャスト3人と本作で初監督を務める齊藤勇起監督からの熱いコメントも到着した。 【写真を見る】メインには、高良健吾、大東駿介、石田卓也ら演技派の3名 ある日、13歳の正樹が殺された。そして同級生の少年たちのうち1人が犯人を殺し、殺害現場となった家に火を放つ。22年間の沈黙を経て罪を背負った幼馴染3人は再会するが、あの時と同じ場所でまた少年が殺される。さびれた町で一体なにが起こっているのか? 高良が演じるのは、荒んだ家庭環境に育ち、現在は地元の不良たちを集めた闇の仕事も請け負う建設会社の社長、春役。春と同じく罪を背負いながらも、過去の秘密を隠し大人になった幼馴染役では、警察官の家庭に育ち、自らも捜査一課の刑事となるが、父の死をきっかけにこの街に戻ってくる晃役に大東駿介、家業の農業を継ぎ、現在は引きこもりになった双子の弟、直哉の面倒も見ている朔役を石田卓也が演じる。メガホンをとった齊藤監督は、井筒和幸監督作品を中心に、岩井俊二監督、武正晴監督、廣木隆一監督作品などの助監督を経て、自身が手掛けた完全オリジナル脚本にて待望の監督デビューをはたす。 すでに解禁されている高良たち3名に加え、新たに3名の出演情報が解禁。高良演じる春との間でトラブルを抱える白山會の会長、笠原役に佐藤。佐藤はワンシーンのみの参加ながら、大きなインパクトを残す役どころで出演しており、その圧倒的な存在感で、作品により一層の迫力を与えている。また、大東演じる晃と同じ警察署の先輩刑事、佐藤役を演じたのは椎名で、晃と対立しながらも、自身の立場で事件、そして春、晃、朔3人の運命と関わっていく。また、白山會傘下にある清水組の組長、清水役には村上。春が直接対立することとなる清水を、独特な凄みを持って演じている。 さびれた田舎町にて、13歳で同じ罪を背負った3人がどのように生きて大人になったのか。そして20年前に正樹の死体が発見された橋の下で、新たに起こった殺人事件は過去の事件とどうつながっているのか。俳優たちの白熱した演技のぶつかり合いがどのような化学反応を起こすのか、今回解禁されたキャストをもってさらなる期待が高まる。 実力派俳優陣とスタッフが贈る、犯罪が多様化する現代に「罪」と「正義」の意味を問い、人間の本質に迫るノワールミステリー映画『罪と悪』。続報にも注目していただきたい。 ■<キャスト、スタッフコメント> ●佐藤浩市(笠原役) 「今回ワンシーンだけの参加でしたが、ロケ地福井の皆さんの協力を含め、物造りの熱さを感じた現場でした。齊藤監督、高良健吾くん、『罪と悪』のオールスタッフ、キャストの皆さん映画の完成おめでとうございます!」 ●椎名桔平(佐藤役) 「名だたる監督たちの助監督を経験してきた齊藤勇起監督。自ら脚本を書き、イーストウッドの『ミスティックリバー』のような震える映画を撮るという。3人の少年が起こした事件が其々(そそ)の人生に重くのしかかっていく。こんな骨太な人間ドラマは大好きだ。監督の故郷でもある福井の長閑な風景の中、きっと震えさせてくれる映画が生まれるとワクワクしています」 ●村上淳(清水役) 「齊藤さんが撮る。オファーをいただいた。そこに断る理由はひとつもありませんでした。監督の細部にわたる“こだわり”を垣間見れたいくつもの瞬間。僕は高良健吾くんと絡むシーンが多かったのですが“その瞬間に起こった心の動き”は間違いなくキャメラがとらえていたと思います。高良くんとの共演については、先輩、後輩やキャリアの長さは無関係としてお聞きいただけたらと思います。素晴らしく“いい眼”をしていました。キャラクターとのシンクロ率が高かったからでしょう」 ●齊藤勇起(監督、脚本) Q. 佐藤浩市さんのキャスティングに関して聞かせてください 「圧倒的な存在感を求めて早い段階から勝手にイメージしていました。オファーを受けていただいてから書き上げたキャラクターです。その役が今作でも重要な役割を担うことになり結果、大変感謝しております。キャスティングまでの一連の流れは必然だったのかも、とまで。イメージを伝えてからは様々なアイディアを提案してくださり、役の肉付けがはかどり、予想以上のシーンとなり感無量でした。レールでのトラックバックカットの撮影ではセリフのタイミングも流石!のテクニックに息を呑ませてもらいました」 Q. 椎名桔平さんのキャスティングに関して聞かせてください 「背後に“なにか”を感じる役のイメージ通りだと思いお願いしました。撮影しながらもイメージを超えてくる姿に唸っておりました。桔平さんが出るすべてのシーンでディスカッションさせてもらい、こちらの相談をいつも快く聞いてくれてアイディアを出しあうことができ、作品への反映はとても大きかったです。落ち着いた佇まいからも程よい緊張感が放たれていて、桔平さんのシーンは撮影後も充実感が大きかったのを覚えています。物語の軸を強く締めてくれて感謝しております」 Q. 村上淳さんのキャスティングに関して聞かせてください 「いままでご一緒させてもらうたびに様々な表情、視点を見せてくれてきた俳優さんです。いままでは自分ではなく、ほかの方が作られた役を演じている姿を見ていましたが、自分が作り上げたキャラクターをどう演じてくれるか大きな期待と信頼を寄せてキャスティングさせてもらいました。撮影時もこちらの意図を聞いてくれた上で演じていただき、困った時にはアイディアを出してもらったりと、頼りにさせてもらいました。クランクインから参加してもらって良い流れで撮影に入らせてもらい気持ちに自信を持たせてもらい、感謝しています」 文/山崎伸子