今月２７日に投票が行われる衆議院選挙について、滑川市で投票所入場券の郵送が遅れたことが分かりました。 市選挙管理委員会は「急な解散で、十分な準備期間が確保できなかった」と説明しています。 滑川市選挙管理委員会によりますと、衆院選の入場券は県内の印刷業者からの納入が遅れたため、公示から２日後の今月１７日に郵便局へ持ち込まれました。 きょうにも市民に届いたとみています。 市選管の担当者は「今回は急な解散で、十分な準備期間が確保できなかった」と話しています。 衆院選の「期日前投票」は１６日から始まっていて、市選管は「本人確認ができるものや、知事選の入場券があれば投票は可能」として市の公式ＳＮＳや防災無線などで呼びかけています。 県選挙管理委員会によりますと滑川市でおとといまでに期日前投票を済ませた人の数は２０２１年の前回同時期と比べ２８パーセント減っていて、県内の自治体では減少率が最も大きくなっています。 滑川市の選挙管理委員会は「今回の入場券遅れの影響がないとも言えない。投票率をあげられるよう引き続き呼びかけなどを行いたい」とコメントしています。 県内、ほかの市町村にも確認したところ、今月１８日ごろまでには入場券を届け終えたということです。 総務省によると、いつまでに届けなければならないという規定はないということですが、今回は内閣発足から解散までが戦後最短だったこともあり、各選管の担当者は短い準備期間に苦労したとみられます。