【台湾】大分の和牛や地酒の魅力アピール、台北で協議会
大分県や生産者団体などでつくる「ブランドおおいた輸出促進協議会」は16日夜、台北市の大倉久和大飯店(オークラプレステージ台北)で、大分県の食材や地酒の魅力をアピールするイベント「おんせん県おおいたの夕べ」を開いた。大分県産ブランド牛「おおいた和牛」や、養殖のブリやヒラメなどを使った創作料理を参加者が味わった。 同協議会の安東正浩会長(県農林水産部審議監)はイベントの冒頭で「大分県は温泉が有名だが、おいしい食材もたくさんある。大分県のおいしさたっぷりの料理と焼酎のマリアージュを楽しんでほしい」などとあいさつした。 イベントには日系企業の関係者や台湾のメディア関係者ら約60人が参加。大倉久和大飯店のシェフがおおいた和牛や大分県産の養殖ブリ、養殖ヒラメ、カキなどで作った創作料理や、大分県が生産量日本一を誇るカボスの果汁を使ったシャーベットなどを提供した。南酒造(大分県国東市)の麦焼酎「とっぱい」や縣屋酒造(大分県宇佐市)の麦焼酎「安心院蔵」などが振る舞われ、参加者は料理と地酒のペアリングを楽しんだ。 南酒造の南さやか専務取締役は「台湾の方に酒蔵見学に来てもらい、日本の伝統的な酒造りを知ってほしい」と話していた。 大倉久和大飯店のレストランでは2025年2月3日から2週間、おおいた和牛のスープやスモークのほか、ブリ、ヒラメなどを使った料理を提供する予定。 同協議会は04年の設立。大分県産農林水産物の海外輸出の促進や販路開拓の推進を通じ、地域の農林水産業の振興を図ることを目的としている。