「そうなんですよ」「参考にします」は絶対NG…ビジネス会食で使ってはいけない「NGフレーズ」
■「参考にします」は×、「勉強になります」は○ ▼「参考にします」 使いがちな発言である。「参考にします」だと、「自分の意見は決まっているが、あなたの意見は参考程度に聞いておきます」という意味になりかねない。 目上の人やゲストからアドバイスを頂いた場合、正しくは「勉強になります」だ。 ▼「この店初めてで」 あなたがホストの場合、仮に初めて利用する店であったとしても伝えるべきではない。ゲストからすると「初めての店を選ぶということは、私たちが大切にされていないのではないか」と捉えられかねないからだ。会食でよく使うジャンル(フレンチ・イタリアン・割烹・会食向けの居酒屋)ごとに行きつけの店を作り、信頼関係を築いておくに越したことはない。 ▼「わざわざお越しいただき」 多くの方が使ってしまいがちなのだが、「わざわざ」には「しなくてよいのに」という意味も込められている。「わざわざお越しいただきありがとうございます」は、「本日はお忙しい中貴重なお時間をいただきありがとうございます」と言い換えよう。 ▼シェフやサービススタッフと仲良くしすぎる これは会食慣れしている人でもよくしてしまう過ちである。自分が大切にしている店に連れてきたことを暗にほのめかすため、サービススタッフやシェフと懇意にしている姿を見せるのだ。当人はよかれと思ってやっていても、ゲストは疎外感を感じてしまう場合が非常に多い。 「自分が懇意にしている店だからこそ、ゲストにも特別待遇をしている」のを伝えたい気持ちはよくわかるが、ゲストファーストの徹底を忘れてはならない。サービススタッフやシェフとは適度な距離感を保とう。 ---------- yuuu(ユウ) 会食ライター 京都大学大学院修了後、非体育会系・アルコールに弱いにもかかわらず、新卒で電通に入社。入社当時は競合代理店である「博報堂の回し者」と社内で揶揄されるほどの落ちこぼれであったが、先輩の言葉をきっかけに会食に全力で取り組むように。最大28回会食/月に及ぶ苦戦苦闘の末に、すべての会食・食事会を誰もが成功に導くことができる、徹底的に実務に即した体系的な会食ノウハウ=「会食メソッド」を独自に生み出す。その後、自らセッティングした会食をきっかけに、念願のスタートアップ企業に就職。「会食メソッド」の一部を公開したnoteは大きな反響を呼び、noteでは異例の約30万PVを達成。X(旧Twitter)フォロワー数2万9000人(2024年3月時点)。 ----------
会食ライター yuuu