川内優輝、パリ五輪補欠選出されたら「準備したい」 昨秋MGCの魂の大逃げで「声をかけられる機会増えた」
陸上男子で昨秋のMGC4位の川内優輝(36)=あいおいニッセイ同和損保=が29日、ランニングウオッチなどを手がける「Garmin」アンバサダーに就任したことを受け、都内でトークショーを行った。「2010年に初めて購入してから使っている。当時距離を測るウオッチがなく、(練習は)公園など距離が分かっている所を回るしかなかったので魅力的だった」と良さを紹介しつつ、今回の就任は「(昨秋の)MGCがそれなりだったことも大きかったのかお話し頂けてうれしい」と笑った。 昨秋のMGCでは雨天の中、一人で大逃げを狙うなど、熱いレースが話題を呼んだ。大会後は「声をかけられる機会が増えた」という。パリ五輪代表の3枠目をかけた大阪マラソンにはけがの影響もあって出場できていないが、3月3日の東京マラソンの結果次第では、パリ五輪代表の補欠に選ばれる可能性がある。「夏の国際大会は補欠になる可能性もある。決まれば補欠でも準備したい」と出場意欲をのぞかせた。 さらに「東京マラソンでいい結果が出る、大阪マラソンを超えるような結果が出るとまたすごく盛り上がる部分はあると思う。そこはニュートラルな目で(見たい)」とも話した。自身は今後レースに出ながら回復を目指していく。「(大阪マラソンを)走れなくて悔しい部分もあると思いますので、力に変えて、補欠に選ばれても選ばれなくてもレースは続いていくのでそこに向かって行きたい」と意気込んだ。