雑談が苦手な人の味方「FORDメソッド」。覚えておけば話題に困らない
世の中には、スーパーのレジの列や、電車やバスの中で、見知らぬ人と何の問題もなく軽い世間話ができる人がいます。その一方で、世間話が苦手な人も、もちろんいます。社交に不安を抱きがちな人は特にそうです。 ですが、社交の場は平気という人の場合でも、自然な世間話をするのには、ちょっとした努力が必要。 ありがたいことに、こうした「ちょっとした世間話」を少し楽にしてくれるテクニックや戦術がいろいろあります。 その1つが「FORD(フォード)」メソッドです。
FORDメソッドとは?
世間話をすることには、難しい面がいくつかあります。なかでも大きい問題の1つが、話題をひねり出すことです。 ここで力を発揮してくれるのがFORDメソッドです。 「FORD」とは、世間話したい相手に質問できる、ほとんどの人に共通する4つのトピックの頭文字から成る略語です。 Family(家族) Occupation(仕事) Recreation(趣味) Dreams(夢) いつもなら、ここでFORDメソッドの考案者の名前を挙げて、その功績を称えるところですが、このテクニックの生みの親に関して、はっきりしたことはわかりませんでした。 それはともかく、FORDメソッドとは、ちょっとした世間話をしていて話が途切れてしまった時に、話題を思い出すための1つの方法と思っておいてください。 ポイントは、「FORDメソッドはツールであって、公式ではない」ということです。 これら4つのカテゴリーに順番はありませんし、4つ全部をクリアする必要もありません。 実のところ、カテゴリーのなかには、ほかの場よりもこういう場に適しているというものがあります。なので、話を切り出す前に、その場の状況をよく考えて、自然な会話になるようにしましょう。 たとえば、よく知らない仕事関係の人が相手なら、家族のことや恋愛のことといった、立ち入った話を聞くのは避けるべきでしょう。反対に、パートナーの家族と、ホリデーのディナーを一緒にしていて、パートナーのお姉さんに娘さんがいることがわかっているなら、その娘さんのことを聞いても問題はないでしょう。