生きること=働くこと? 人手不足解消の最善手? “超経験”を持つ“老卒採用”のメリットと課題
日本では少子高齢化が進み、労働力不足がより深刻となるが、日本大学危機管理学部教授/東京工業大学特任教授の西田亮介氏は「労働力不足の解決方法は大別すると4つのアプローチが主流」と説明した。 「1つは移民による国外からの労働力の補充、2つ目は機械で置き換えていく自動化、3つ目が女性の活用、4つ目が高齢者の活用だ。とはいえ、3つ目の女性の活用については条件面での男女格差はまだ残っているものの相当に進んできた。そのため、残りの3つが重要になる。ただし円安が続くなかでは海外からみた労働市場としての日本の魅力は乏しく、機械化は道半ば」 その上で西田氏は「健康寿命も伸びているため、高齢者の労働力に対する期待は今後も高まっていくだろう。年金支給年齢を引き上げる動きもあり、連動して定年年齢の引き上げや撤廃などという考え方もあり得るはずだ」と述べた。 (『ABEMAヒルズ』より)