コピーじゃダメ? バイク乗車時に携帯必須の車検証
バイクは車検証の携帯が義務付けられている
2024年現在、法律ではバイクの運転中は車検証の原本を、常に携帯することが義務付けられています。これは、車検証がバイクの「身分証明書」のようなものであり、車両の識別情報や車両登録番号、車検有効期限などバイクを運転するうえで必要な情報が記載されている為です。 【画像】バイクに乗る際に携帯必須の書類を画像で見る(10枚) そのため、交通事故時などに車検証の提示ができない場合は、道路運送車両法第66条に抵触し、50万円以下の罰金が科される事も。 ちなみに万が一車検証を紛失した場合には、速やかに最寄りの運輸支局へ行き、再発行の手続きをおこなう必要があります。バイクを運転する前には車検証が適切に保管されていることを確認し、常に携帯するようにしましょう。 とは言っても日々携帯していると、紛失や汚れ等のリスクが伴うため、コピーを持ち歩くほうが実用的とも思えます。 では、車検証のコピーを携帯することは法的に許されるのでしょうか。
道路運送車両法により、バイクの運転時は車検証の原本の携帯が必須であることが定められています。つまり、原則としてコピーでの携帯は認められていません。 この法律は、公道を走行するすべての車両が適切な検査を受け、安全基準を満たしていることを確認するために定められたもの。車検証の原本を携帯することによって、その車両が法的な条件を満たしていることをいつでも証明する事が可能です。 なお、車検証のコピーを交通事故や検問時に提示しても、それが車両の合法性を証明する有効な証拠とみなされない可能性があります。 さらに車検証を所持していないと見なされた場合は、罰金が科されるリスクも。そういったリスクを避ける為にも、車検証は原本を携帯するようにしましょう。
バイクに車検証を収納する際は、水濡れや泥などの汚れから守るために、防水性のあるケースや車検証入れを使用するのがおすすめ。市場にはさまざまな種類の車検証入れが販売されているので、バイクのサイズやデザインに合わせて選ぶとよいでしょう。また収納場所として、車検証を素早く取り出せる場所を選ぶこともポイント。 たとえば、バイクのシートやタンクバッグ内部など、手が届きやすいスペースであれば必要なときにすぐに取り出すことができます。ただし盗難のリスクも考慮し、過度に目立つ場所には置かないよう注意してください。 ちなみに、バイクを運転する際は、車検証以外にも携帯しなければならない重要な書類がいくつか存在します。 まずひとつ目は、運転免許証。運転免許証は運転者が適切な訓練を受け、法律で定められた基準を満たしていることを証明するためのもの。運転免許証を携帯せずにバイクを運転することは法律で禁止されており、不携帯が発覚した場合は罰則の対象となります。 そしてふたつ目の書類として、自賠責保険証が挙げられます。 自賠責保険は、事故が発生した際の被害者の救済を目的とした保険で、バイクを運転するならこの保険に加入していることを示す書類も常に携帯しなければなりません。自賠責保険に加入していない、またはその証明ができない場合も、法的な罰則が適用されます。
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