深刻なバス運転手不足…8つのバス会社参加し会社説明会 前向きな参加者も 福井市
福井市の県自動車会館で9日、県内8つのバス会社による会社説明会が開かれました。バスの運転手不足が深刻となる中、説明会では実際に大型バスを運転できる体験もあり、新たな運転手の確保を目指していました。 説明会にはおよそ20人が参加し、大型バスの運転体験では、参加者が指差し確認をしながらカーブを曲がったり、バックでの駐車に挑戦したりしていました。このほかバス会社の1日の仕事の流れや研修制度などについても説明を受けていました。 参加者の一人は「実際に運転して実際の仕事もイメージできた。バス業界の就職も考えてみたい」と就職に前向きな意見も聞かれました。 県内の路線バスを巡っては、運転手不足により京福バスでは今月から減便、福鉄バスでは10月以降に減便を予定していて深刻な状況となっています。県では新たな運転手に奨励金や補助金を設けていて運転手不足の解消に繋げたいとしています。