横山さん（左）からスズランとしおりを受け取る女児

　病気と闘う入院患者を励まそうと、全日空グループは21日、「再び幸せが訪れる」という花言葉を持つスズランの香りが楽しめるしおり200枚を岡山赤十字病院（岡山市北区青江）に贈った。 　しおり（縦12センチ、横8・5センチ）は全日空グループ社員がデザインした。スズランの花や航空会社スタッフらを描いたイラストとともに「笑顔が満開になりますように」と手書きのメッセージを添えている。花の絵をこすると爽やかな香りが漂う。 　客室乗務員の横山里菜さん（38）＝岡山市出身＝らが小児病棟を訪れ、スズランの切り花と一緒に手渡した。受け取った女児（2）は「かわいい花をもらえてうれしい」と喜んでいた。 　1956年から続ける社会貢献活動の一環で、今回は全国の病院など47施設にプレゼントする。