スプーン〝パクッ〟と プラスチック削減に効果 愛知の企業開発
卵アレルギーに対応 楽しんで
プラスチックごみの削減などを目指し、食べられるスプーン「パクーン」を販売する愛知県刈谷市の勤労食は、原材料に卵を使わない新商品を発売した。卵アレルギーの人や動物由来の食品を食べない人からの要望に応える。 【動画】スプーンの使い心地は スプーンの形をしたクッキー「パクーン」は2020年に商品化。液体に使ってもふやけず、折れても粉々にならない。これまでに約70万本を販売した。 従来品の原材料は、国産小麦粉、砂糖、卵、国産野菜のパウダー。新商品では、卵の代わりに米粉とひよこ豆の煮汁を使用。上白糖をてんさい糖に代えた。味は、抹茶とかぼちゃの2種類。かむとほんのり甘いが、スプーンとして使う時は気にならない。 濱崎佳寿子副社長は「卵を食べられない人も、一緒に楽しんでほしい」と話す。
日本農業新聞