ゲーム会社に就職したフリーアナ・内田敦子 転職活動中「人生もうダメかも…」前に進めたワケ
――どなたかに相談するなど、どうやってその考えを変えていったのでしょうか? ゲーム会社の方とお仕事をした経験がたくさんあったので、「こういう経験って(職務経歴書に)書いたとして、ご自身が採用担当だと思ったらどうですか?」みたいなことを聞いたりしながら(進めた)。自分のことって自分で思っているよりも、他人から見た目線からの方がやっぱりよくわかるので、そういう相談を繰り返していく中で、YouTubeを自分自身でゼロから立ち上げて、編集やサムネイルを作ったり、何のゲーム実況をするかとか、そういう経験が意外とすごく重宝されるんだなっていうことがわかったりもしたので。「なるほど、そういうことをちょっと厚めに書けばいいんだ」っていうことがわかるようになりましたね。 あとは、(元日本テレビアナウンサーの)桝太一さんに相談しました。全く違うところに進んでいった先輩として「どう思いますか?」みたいな、職務経歴書を添削してもらいました。この文章の日本語の言い回しってどうですか? 私はこういう気持ちを抱えているんだけど、もっとフィットする日本語何かありませんか? みたいなこと聞いたりとかして。大変助かりました(笑)。
■環境を変えて知った“自分の長所”
――環境を変えようと悩んでいる人はたくさんいると思います。そういう人が隣にいたら、どんな言葉をかけますか? 私自身が最近、上司に言われて結構驚いたのが、「IPプロデュース向いてるから、次からやりなよ」みたいに言ってもらえたりしたんです。新しい世界に入って新しい業務をして、新しい人と出会ったからこそ、新しい自分の長所みたいなところを知ることができました。 今の環境で「いや、自分にはあんまり取り柄もないしな」とか、それこそ私も「いや、アナウンス業務しかしてなかったしな」とか、“これしかしてなかった”と思ってしまうんですけど、意外と他人から見るとその人の武器・長所ってもっと数があるものだと思います。迷っているのであれば、実際に転職活動をするというか、他の会社を受けてみて「面接で何て言われるだろう?」みたいなのも楽しむぐらいの気持ちでもいいのかなと思いますね。 【内田敦子プロフィル】 1986年12月5日生まれ、埼玉県出身。2012年に東日本放送を退社後、フリーアナウンサーとして活動。『Oha!4 NEWS LIVE』のキャスターとしてニュースやカルチャーコーナーなどを担当し、約10年出演した番組を2022年9月に卒業。YouTubeチャンネル『うちだのおうち』でのゲーム実況でも活躍し、2023年7月にゲーム会社『SEGA』に入社。現在フリーアナウンサー業も並行して活動中。