肉厚、甘い「ジャンボピーマン」いかが 岡山県津山市・久米地域特産 出荷が本格化
「ジャンピー」の愛称を持つ岡山県津山市久米地域特産のジャンボピーマンの出荷が同市中北下のJA晴れの国岡山久米選果場で本格化。緑鮮やかで、通常品種より3、4倍大きい実は、地元の道の駅・久米の里(同市宮尾)の店頭に並んでいるほか、11月まで岡山市や広島、大阪方面の市場に発送する。 【動画】選果場に運び込まれたジャンボピーマン ジャンピーは長さ15~20センチ、重さ150グラム以上で肉厚も通常の2~3倍。JAによると、ボリューム満点の見た目に比べて苦味が少なく、甘味が強いため、サラダや天ぷらにぴったりでピーマンが苦手な子どもも食べやすいという。 出荷は今月に入って始まり、選果場では農家が運び込んだ実をJA職員らが一つ一つ手に取って傷の有無や形を確認。サイズや品質ごとに10等級に選別して箱詰めしている。 久米地域では旧久米町時代の1998年からジャンピーを栽培し、今年は17戸が約70アールで手がける。新たに大規模な生産者が加わり、出荷量は昨年(13・2トン)から大幅増の17トン以上を見込む。 JA晴れの国岡山ジャンボピーマン部会長の土居治さん(69)=同市=は「味やサイズは今年も良好。品数も期待できそうで多くの消費者に味わってもらいたい」と話している。