【MotoGP】インドネシアは逆転の舞台 MotoGPクラス王者争い首位は再びバニャイア
◇オートバイレースの最高峰MotoGP世界選手権 第15戦インドネシアグランプリ(10月13日-15日、インドネシア/マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキット) 【配信】グランプリのパドックの様子やグリッドでの緊張感などが楽しめる配信をぜひご覧ください! 2023年シーズンはインドネシアグランプリを含めて6戦を残すのみ。15日は3クラスの決勝レースが行われました。 熱帯インドネシアのリゾートアイランド、バリ島から40キロの距離にあるロンボク島でのレース。MotoGPクラス決勝は気温31℃、路面は57℃まで温度が上がる過酷なコンディションでした。 14日のスプリントレースで優勝したホルヘ・マルティン選手(スペイン/ドゥカティ)が自身初の王者争いトップに立ったMotoGPクラス。決勝レースではドラマが待っていました。 新たなポイントリーダーであるマルティン選手と2位陥落のフランチェスコ・バニャイア選手(イタリア/ドゥカティ)とのポイント差は7。 6番グリッドスタートのマルティン選手はスタート直後からプッシュしオープニングラップでトップへ。バニャイア選手も1周目終了時点で6番手と7つポジションをアップします。 迎えた中盤、先頭を走るマルティン選手。3番手まで上昇してきたバニャイア選手を意識したのか、痛恨の転倒を喫しリタイアとなります。一方のバニャイア選手は、マーベリック・ビニャーレス選手(スペイン/アプリリア)の後ろでチャンスをうかがい残り7周となったところでついにトップへ。 定位置とも言えるポジションに戻ったバニャイア選手が第10戦オーストリアグランプリ以来の今季6勝目をあげました。 前日、マルティン選手に譲ったポイントリーダーの座をわずか1日で奪い返したバニャイア選手。終わってみればマルティン選手に18ポイント差で首位を奪い返し、最高の笑顔を見せました。 来季のドゥカティ系のチーム・グレシーニへの移籍が発表されたマルク・マルケス選手(スペイン/ホンダ)でしたが、予選8番グリッドからスタートし8周目、10番手走行中に転倒。スプリントレースに続いてのリタイアとなりました。 アプリリアのマーベリック・ビニャーレス選手が今季最高位タイ、3度目の2位表彰台を獲得。ヤマハのファビオ・クアルタラロ選手が今季3度目の表彰台となる3位でフィニッシュしています。 尚、日本の中上貴晶選手は11位でした。 ▽MotoGPクラス 決勝レース 優勝:フランチェスコ・バニャイア(イタリア/ドゥカティ) 2位:マーベリック・ビニャーレス(スペイン/アプリリア) 3位:ファビオ・クアルタラロ(フランス/ヤマハ) 11位:中上貴晶(日本/ホンダ) *決勝レースで獲得できるポイント 優勝25P、2位20P、3位16P、4位13P、5位11P、 6位10P、7位9P、8位8P、9位7P、10位6P、 11位5P、12位4P、13位3P、14位2P、15位1P ▽2023年シーズン 残すは5戦 10月20日-22日 オーストラリア 10月27日-29日 タイ 11月10日-12日 マレーシア 11月17日-19日 カタール 11月24日-26日 バレンシア