【MLB】ヤンキースはワールドシリーズ第1戦にエース右腕のコールが先発 ドジャースはフラハティと山本の二択か
ヤンキースとドジャースが対戦する2024年のワールドシリーズは日本時間10月26日にロサンゼルスのドジャー・スタジアムで第1戦を迎える。ヤンキースはすでに第1戦の先発投手を発表しており、昨季サイ・ヤング賞に輝いたエース右腕のゲリット・コールが先発。一方のドジャースはまだ先発投手を発表しておらず、第1戦にはジャック・フラハティもしくは山本由伸の先発が予想されている。なお、ヤンキースは9月下旬から故障離脱していた左腕ネスター・コルテスが復帰する可能性があり、「対大谷要員」のリリーフとして起用されるかもしれない。 熱戦が続くポストシーズンの日程・結果一覧 現在34歳のコールは今季、右ひじの炎症で大きく出遅れたものの、6月中旬に戦列復帰を果たすと、17試合に先発して8勝5敗、防御率3.41を記録。特に8月以降の10先発では5勝3敗、防御率2.25と好投し、チームの地区優勝に貢献した。ポストシーズンでは、リーグ優勝決定シリーズ進出を決めたロイヤルズとの地区シリーズ第4戦で7回6安打1失点の好投を披露。強力打線を誇るドジャースと対戦するワールドシリーズでもエースとしての働きが期待される。 ドジャースは第1戦の先発投手としてフラハティ、山本、ウォーカー・ビューラーという3つの選択肢があるものの、実質的にはフラハティと山本の二択だろう。山本はチームが中5日以上の間隔をあけて登板させる方針を維持しているため、第1戦に先発した場合も第2戦に先発した場合も次に登板できるのは第6戦となる。フラハティを第1戦に起用した場合は中4日で第5戦に登板することが可能になるため、ローテーションの運用を考えれば、第1戦にフラハティ、第2戦に山本を起用するのが合理的だろう。 なお、故障離脱している選手について、ヤンキースのアーロン・ブーン監督は左腕コルテスがロースター入りする可能性があることを明言。ただし、先発投手としての調整は十分ではなく、復帰した場合もリリーフのみの起用になるとみられる。 一方、ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長によると、ブルスダー・グラテロルとアレックス・ベシアがロースター入りする可能性もあるようだ。ローテーションの都合上、ブルペンゲームを採用しなければならないドジャースにとって、頼れるリリーフ投手の復帰は朗報となるはずだ。