ライドシェア許可 佐世保の6社に タクシーが不足する時間帯で運行 長崎県内初
一般ドライバーらが有償で客を運ぶ「日本版ライドシェア」について、長崎運輸支局は25日までに、佐世保市のタクシー6社に許可を出した。許可は県内初めて。各社はドライバー研修を経て、タクシーが不足する時間帯での運行を随時開始する。 同支局によると、運行は金土曜の午後4時台~翌日午前5時台。マイカーかタクシー会社の遊休車両を使用する。車体にはライドシェア実施中と表示する。 佐世保市では他に3社が申請し、審査を受ける見込み。ライドシェアの同市での許可台数は、営業区域内タクシー台数の5%に当たる23台が上限。国はまず、その半数を計9社に配分する。 許可を受けた佐世保観光タクシー(同市)は年明けにも、遊休車両を活用しライドシェアをスタートしたい意向。普通免許保有者を募集し、技術研修を実施して安全性を担保する。 同支局によると、県内では長崎交通圏(長崎市と西彼2町)の27社も導入を申請する見通し。52台を上限に配分される。