黒沢清監督最新作『Chime』8月2日より劇場上映へ ミニシアター・Stranger初の配給作品に
黒沢清監督最新作『Chime』が、8月2日よりStrangerほか全国順次劇場上映されることが決定した。 【写真】『Chime』横ビジュアル 「映画の中の三大怖いものを詰め込んだ」という本作は、メディア配信プラットフォーム・Roadsteadオリジナル作品の第1弾として「自由に作品を制作してほしい」というオーダーから作られ、Roadsteadで限定販売された黒沢監督初の中編作品。『CURE/キュア』をはじめ、『回路』、『ドッペルゲンガー』などオリジナルのサスペンス・ホラーを数々送り出してきた黒沢監督の原点を彷彿とさせる、現代の“いびつ“が全編にわたって突き刺さる恐怖が描かれる。 料理教室の講師として働いている松岡卓司(吉岡睦雄)。ある日、レッスン中に生徒の田代一郎が「チャイムのような音で、誰かがメッセージを送ってきている」と、不気味なことを言い出し驚くべき行動に出るが……。 主演を務めるのは、名バイプレイヤーとして数多くの作品に出演し、本作で黒沢監督作の初主演を飾る吉岡睦雄。 また、本作は2024年の第74回ベルリン国際映画祭ベルリーナ・スペシャル部門に出品され、場内ではスタンディングオベーションを浴びた。 なお、本作は、東京東エリアにある唯一のミニシアター「Stranger」初の配給作品となる。
リアルサウンド編集部