バースデー勝利を飾った内藤哲也

　新日本プロレス22日の福島大会で、内藤哲也（42）がバースデー勝利を飾った。 　この日が42歳の誕生日となった内藤は、辻陽太、BUSHI、ティタンと組んで「ハウス・オブ・トーチャー（H．O．T）」のEVIL、成田蓮、SHO、金丸義信組と対戦。試合前にはSHOから「せっかくの誕生日なのに、よりにもよってこんな東北の中でもクソ中のクソ・福島で過ごすなんて、かわいそうですねえ。福島で誕生日迎えたってことは、今年1年間いいことないですよ。お前らなんかH．O．Tと比べたら格が違うんだコラ！」と挑発的なマイクアピールから奇襲を受けた。　 　試合が始まってもH．O．Tのラフファイトに苦しめられたが、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンは終盤にH．O．Tを分断して金丸を孤立させる。内藤はBUSHIとの合体式トルネードDDTを決めると、最後はデスティーノで3カウントを奪ってみせた。 　試合後は「今日は俺の誕生日。どこの席にいるか分からないんですが、実は俺の母親が今日、東京からここ福島に来てくれました。どこにいるか分からないけど、グラシアス、京子さん」と珍しくリング上から家族へ感謝の言葉を口に。代名詞の「デ・ハ・ポン！」大合唱で大会を締めくくった。 　23日神栖大会後は渡米し、米AEWとの合同興行「Forbidden　Door」（30日＝日本時間7月1日、米ニューヨーク）でIWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリーへの挑戦を控えている。「今日は俺の誕生日。でも、俺がリング上で見せるもの、見せたいものに変わりはない。今の内藤哲也のプロレスを会場のお客さまに、そしてテレビ、インターネットを通じて世界中のお客さまに見せること。今日もいい形で終わることができたかな？　明日の神栖大会もいい形で終えて米国に行きたいですね」と腕をぶしていた。 　なお、内藤の42歳の抱負は「早寝早起き」と「5分前行動」とのこと。超夜行性かつ時間にルーズな内藤にとってはかなりハードルの高い話…というより、かなえられることはまずあり得ないだろう。