通販サイトで購入→海外から郵送 偽ブランド品に注意を 沖縄への輸入差し止め84件
沖縄地区税関は6日、2024年上半期(1~6月)に海外から県内に輸入された偽ブランド品などの知的財産侵害物品の差し止め状況を発表した。輸入差し止め件数は84件で前年同期と同数だった。差し止め物品数は651点で前年同期に比べ33・4%増加した。同税関によると一度に複数の物品を輸送する事案があったためという。全国では件数、物品数とも増加した。 沖縄県警や税関「サングラスOK」に 市民と会話の際は外す方針 日差し・暑さ対策
差し止め物品が発送された国は、中国が51件で全体の60・7%で前年同期から20・3%減少。続くベトナムが12件で同140%増と際立った。税関は正規品の生産工場が近年、中国からベトナムに移転している状況が影響したとの見方を示した。 上半期に差し止めた物品はいずれも、国際郵便などの郵送で県内に発送されていた。ほとんどが、個人に宛てた物だったという。 同税関の小林正史業務部長は「近年インターネットの普及に伴いスマートフォンで欲しい物が簡単に手に入る時代になった。通販サイトで購入した模倣品が海外の事業者から送付される場合、仮に個人使用目的であっても輸入できない。偽物は買わないという強い意思を持ってほしい」と呼び掛けた。 (名嘉一心)
The Ryukyu Shimpo Co., Ltd