五島で「オンノメ焼き」 お正月の伝統行事で無病息災を祈願【長崎】
テレビ長崎
五島市で7日朝、一年の無病息災を祈願する「オンノメ」と呼ばれる鬼火焚きが行われました。 まだ日も昇らない今朝6時、五島市大浜地区の広場に青竹が弾ける音が響きます。 ことし一年の無病息災を願う「オンノメ焼き」です。 オンノメは「鬼の骨」と書き、毎年1月7日、五島の海岸や広場でやぐらを組み、地域の人が正月飾りや門松などを炎の中に投げ入れます。 残り火で鏡餅を焼いて食べると、一年間病気をしないと言われていて、火の周りでは正月用にお供えしていた鏡餅やカンコロ餅などを網で焼き、焼きたてをほおばる姿も見られました。 千葉から移住した人(初体験) 「今まで知らなかった 千葉ではなかったので、すごい良い経験」「これいいね、来年もやろう、コーヒー持ってこないとね」 五島伝統の「オンノメ焼き」は多い時には大浜地区の7カ所で行われていましたが、高齢化と人手不足で今では1カ所だけとなっています。 住民はこの一年の無病息災を願いながら心と体を温めていました。
テレビ長崎