柏木由紀、17年の思い出が詰まったAKB48から涙の卒業「本当に素敵な形で幕を閉じれた」
「今のAKB48で卒業できて本当に幸せだった
卒業スピーチでは「“今の大好きなみんなに見送ってほしいな”というのが最後に私が見つけた夢だったから、それが今日叶いました。最後にみんなに“AKB48にいてくれてありがとう”って言っ てもらえて、私の17年のアイドル人生が本当に素敵な形で幕を閉じれたなとファンのみなさんとメンバーに感謝しています。今のAKB48で卒業できて本当に幸せだったなと思います! これからもファンの方がいてくれる限り歌って踊ってステージに立ち続けて、何年か経った後に“やっぱり柏木由紀ってアイドルだったね”って言ってもらえるような活動をしていきたいなと思いますので、これからもアイドル活動を見守ってほしいですし、これからのAKB48を温かく見守っていただけたらなと思います。17年間、本当に本当に温かい声援をありがとうございました!本当に楽しかったです!!」と目を潤ませながら感謝を伝えた。 するとここで、秋元康からの手紙のサプライズ。向井地が代読し「柏木、卒業おめでとう。(中略)決して、恵まれたポジションじゃなくても、愚痴を言うこともなく、腐ることもなく、いつも笑顔で頑張ってた。みんな、なんでだと思う?“それがアイドルだから”。柏木はね、ポジションや歌割りやミュージックビデオのカット割に文句を言う前に、まず、この場にいさせてくれてありがとうございますって、ファンや神様に感謝していたんだよ。 後輩たちは、ずっと、そんな柏木の背中を見て来た。ファンもね。だから、柏木のファンって、ずっと応援してくれる。柏木由紀は連続ドラマなんだ。単発のスペシャルドラマと違って、2007年からずっと、見続けないとわからない。ファンのみなさん、後輩たち、これからも、見続けてください。柏木由紀の物語」と愛情溢れるメッセージが贈られた。 柏木は「17年間秋元先生が見てくれてたんだなって思いますし、私が一番大事にしていた“アイドルになれたことを幸せに思ったり、ファンに感謝すること”が先生にも伝わったのが分かって、改めて17年間を肯定してもらえて嬉しかったです」と顔をほころばせた。 最後はチームB初のオリジナル劇場公演の1曲目であり、チームBの代表曲である『初日』を披露。涙が止まらない後輩メンバーたちと一緒にお馴染みの円陣を行い、充実の表情を輝かせながらパフォーマンスを届けると、ファンもこの日1番の大コールで応えた。 エンディングでは場内のファンからサプライズでメッセージボードが掲げられると、柏木は感極まった様子で「最後の最後まで愛を伝えてくれてありがとうございます!」とメッセージ。彼女が駆け抜けてきた17年間を労う温かい拍手に包まれながら、卒業公演は幕を閉じた。 また卒業公演後には、劇場の入ったビルのバルコニーからファンへ最後の挨拶。2017年12月26日の『渡辺麻友 卒業公演』以来の実施となったバルコニー挨拶では、駆けつけた大勢のファンに向けて「今まで先輩や同期が卒業するときにここで挨拶するのを見ていて、自分が卒業する時にこれってできるのかなと思ってたんですけど、最後ここからみなさんにご挨拶できて、もう本当の本当に思い残すことはないです!今この瞬間を含めて17年間毎日、みなさんのおかげで楽しいアイドル人生を送れました!本当にありがとうございましたー!」と別れを告げた。