ロッチ・中岡創一、街で一目ぼれした愛車『いすゞ 117クーペ』 「車は日々の喜び」
■周囲から購入を止められた “二駆”の『トヨタ ハイラックスサーフ』
続いて、登場した愛車は『トヨタ ハイラックスサーフ 3代目』。多様な用途に応えるスポーツ・ユーティリティー・ビークルの開発をテーマに、スタイルを一新。都会的で洗練されたスポーティー感と、タフさが表現されています。優れた動力性能と、燃費性能を両立。不整地走破性能と、力強く爽快な走りが特徴となっています。 この車を愛車にした理由について、中岡さんは「お金もたまって、ゴツイ国産車に乗りたかったけど、値段が高くて。パンフレットの右端に、値段を抑えた“二駆のサーフ”があることを知って、職場のみんなから“二駆(のサーフ)は買うな!”と言われたけど買いました」と、パワーのある四駆ではなく、街を走るなら十分な“二駆”を選んだといいます。 運転席のドアを開けた中岡さんは「懐かしい! すっげえ!」と絶叫。当時の思い出について「僕、草野球をやっていて。ギリギリで車を止めて、(バックドアが)開かないというときに、これ(リアウインドー)が下がるんですよ。バットとかグローブをポンッと入れるのがよくて」と、使い勝手の良さを明かしました。 ハンドルを握った中岡さんは、「これこれ! 目線が高いのがいいですね。コルサから、だいぶ(目線が)上がるので」と、かつての愛車を称賛しました。 そして中岡さんは、再びお笑いの道を歩むことになった、きっかけについて「彼女に振られた2週間後に、吉本時代の1つ上の先輩で仲良くしていた(現在の相方)コカドケンタロウくんから、“実はオレの相方が蒸発した”と連絡があった。その(蒸発した)相方は僕の友達で、“中岡(居場所を)知らんか?”と聞かれたけど知らなくて。コカドくんから、“2人とも傷心だから、傷心旅行で沖縄でも行こうや”と誘われた。(コカドくんとの)その沖縄旅行が楽しすぎて、もう1回お笑いやろうかなと思った」と、お笑いコンビ・ロッチ結成のエピソードを明かしました。
■街で一目ぼれした現在の愛車 『いすゞ 117クーペ』
中岡さんの現在の愛車は、1968年登場の『いすゞ 117クーペ』。デザインは、イタリア・ギア社のカーデザイナー・ジウジアーロさんによるもので、その美しいデザインを守るため、初期の製造は手作業で行っていたといいます。優れた名車として、2014年には『日本自動車殿堂 歴史遺産車』に登録されました。 愛車との出会いについて、中岡さんは「バイクで走っていて、横切った車が“かっこいいな”と思って。当時、この(フロントグリルの)マーク知らなかったんですよ。何だろうと思って、車を追いかけて信号で止まったときに、(運転手の)おじさんに車名を聞いたんですよ。“117って言うんだ”と教えてもらって、半年後に買った。一目ぼれです」と明かしました。 実は、購入に至るまでに様々な葛藤があったそうで、「(僕が思う)コンビ間のルールがあって、ネタを書いている人よりも、いいものを持たないようにする。いい家に住まない。ネタを書いているコカドくんが、イラッとしないように、あまりイラッとする人ではないですけど、気遣いをしていた。その話を(先輩芸人の)千原ジュニアさんにしたら、“おまえな、(『世界の果てまでイッテQ!』で)あんだけ体張って、命削って働いているんやから、もういいやろ”と言われました」と、先輩の一言で購入を決心したそうです。