円安騒動で再認識、評論家の相場予想に頼るのがNGなワケ
32年ぶりに1ドル=150円台に突入したドル円相場。これを受けて、“負けない投資家”があらためて注意喚起しておきたいことがあります(写真:ブルームバーグ)
今年は日経平均株価がほぼ横ばいで推移していて、残念ながら株式市場も盛り上がりに欠ける動きが続いています。中には力強く上昇を続ける個別銘柄もありますが、全体的に見れば、横ばいの銘柄や下落を続ける弱い銘柄のほうが多いように感じます。 一方、今年大きな関心を集めたのが為替レートです。とくにドル円レートの変動は近年まれに見る速さでした。 2021年初頭あたりから円安そのものは進展していましたが、円安スピードが加速したのが今年3月以降です。3月初めにおよそ1ドル=115円だったドル円レートは、かなりの急ピッチで円安が進み、ついに1ドル=151円を突破しました。これは1990年以来、32年ぶりのことです。
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足立 武志