「ステーションAi」と名駅間で自動運転開始 10月から、愛知県
愛知県は10月から、スタートアップ支援拠点「ステーションAi(エーアイ)」(名古屋市昭和区)と名古屋駅を結ぶルートで自動運転車両を定期運行する。幹線道路の車の速度に合わせた自動運転車両の定期運行は全国で初めて。 使用する車両は、トヨタ自動車のミニバン「シエナ」。定員5人でステーションAiの利用者向けに運行する。事前予約制で、利用は無料。運行期間は来年3月中旬まで。来年度以降はルートやニーズを検証した上で継続の可否を判断する。 自動運転のレベルは、運転手が監視した状態で加減速やハンドル操作をシステムが行う「レベル2」。法定速度や周辺車両の速度に応じて最高時速60キロで運行する。 県は、民間企業による無人のロボットタクシーが街を走る未来を見据えており、今回の定期運行を課題の抽出やニーズの把握に役立てる方針だ。