<ダンダダン>「そんなに撫でまわしたらダメ!」タマ事情を知らない美少女戦士・白鳥愛羅が大爆誕
アニメ「ダンダダン」(毎週木曜深夜0:26-0:56ほか、MBS/TBS系ほか/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)の第6話「ヤベー女がきた」が11月8日に放送された。ターボババア(CV.田中真弓)がオカルン(CV.花江夏樹)のタマを落としてしまったことで始まった金玉捜索。それを拾った白鳥愛羅(CV.佐倉綾音)のタマさばきと、招き猫と化したヤサグレかわいいターボババアに反響が集まった。(以降、ネタバレが含まれます) 【写真】ヤサグレ招き猫になって人気爆発のターボババア(猫) ■オカルンの金の玉で愛羅が覚醒 前話から登場した新キャラクターの白鳥愛羅。容姿は自他共に認めるとびきりかわいい美少女だが、美少女ゆえの使命を勝手に背負ったかなり危ない性格の子であった。今話ではこの愛羅がいろいろな意味で見せ場を作ってくれた。 どこに転がっていってしまったのか、行方知らずになってしまったオカルンのタマ。タマに宿った生命力に引かれ、もしかしたらすでに霊や妖怪に拾われているかもしれない。そんなネガティブ気分に見舞われていたオカルンをよそに、タマは偶然にも愛羅の手に渡っていた。 ターボババア(猫)が言うには、タマを人間が拾った場合、人によっては霊力が覚醒して霊が見えるようになるらしい。愛羅はまさにそうした人間で、タマを手にした瞬間から“見えないもの”が見えるようになっていた。その力でモモの超能力の手を見た愛羅はモモのことを悪魔と断定し、美少女の使命として悪魔(モモ)退治を決意する。 神様からの授かりものだとでも思ったのか、“タマ事情”を知らない愛羅は肌身離さず大切に金の玉を撫でまわしたり、頭上にかざしたり、ぎゅっと抱きしめたりと、見ているこちらのツッコミが追いつかない。ワードだけを拾うと小学生の下ネタなのだが、下品な下ネタをにせず、絶妙なギャグにしているのが本作を面白くしているポイントだ。 この愛羅の状況に視聴者からも、「アイラが胸に抱いたりこねくり回しているのがオカルンの金玉だという事実が可笑しくて仕方ない」「金玉をかざす正義の美少女戦士」「そんなに撫でまわしたらダメ!」「下ネタなんだけど愛羅がボケキャラすぎて全部を緩和」など、爆笑のコメントが集まっていた。 ■ターボババア(猫)が得た“偶然を必然にする”力 今話で愛羅とともに話題をさらったのが、招き猫に封印されたターボババアだ。力はオカルンの中に残し、霊体だけを招き猫に封じられたターボババアは、何もできないターボババア(猫)に。目つきも態度もヤサグレだが、その「クソだらぁ!」の悪態が逆にかわいすぎる。SNSでは「ターボババアの口の悪さ好き」「ターボババア、クソかわいくなったなw」「放り投げた焼きそばパンをちゃんと拾って食べるターボババアが憎めない」など、さまざまなコメントが送られる。 オカルンのタマの有力情報は、そんなターボババア(猫)からもたらされた。今話のタイトルとなった「ヤベー女がきた」。その1人は正義の美少女・愛羅だったわけだが、後半ではもう1人、さらにヤベー女が現れる。愛羅がモモの顔に金玉をグリグリ押し付けているとき、赤いワンピースの大女が愛羅を抱きかかえるようにさらう。ターボババア(猫)が見つけた妙な女とは愛羅ではなく、この大女のことだったのだ。 大口でオカルンを飲み込んだこの大女は、アクロバティックさらさら(CV.井上喜久子)という妖怪。なぜか愛羅のことを知っていたようで、愛羅が自分のことを認識できるようになるまでずっと待っていたらしい。しかし、化け物と呼ばれて拒絶されたことから逆上し、アクロバティックさらさらは愛羅も飲み込んでしまう。残ったモモも飲み込まれて成す術なしかと思われたとき、残ったターボババア(猫)が啖呵を切る。 何の力もなくなってしまったターボババア(猫)だが、代わりに得たのが招き猫の幸運を招く力。幸運は偶然を必然にし、愛羅が持っていたロザリオ型のライター、モモごと飲み込んだ自分の髪という偶然を媒介に逆転劇を作り上げる。 このターボババア(猫)の力には視聴者も驚いたようで「ターボババア in 招き猫って、幸運を上昇させるバフ効果があるのか。」「偶然を必然にするってとんでもなくチートじゃないか」「流石招き猫…。多くの日本人に信仰されてるだけある」といった感嘆が上がることに。 アクロバティックさらさらとの戦いはこれで決着が付くのか? 放送後には「アクロバティックさらさらと愛羅の話、原作で一番好きなんだよ」「次回はハンカチどころかバスタオルを手にして見ねば」「次でダンダダンが面白い本当の理由が分かる」と、次回第7話を心待ちにする声が相次いでいる。 ◆文=鈴木康道