Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング13位タイ。今季も真ん中…。1桁順位は目指せるのか?
サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものもある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。 ※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値
13位タイ:北海道コンサドーレ札幌(190) 2023リーグ戦成績:12位(J1) 2023リーグ戦平均入場者数:1万6086人(12位) 2023シーズンホームグロウン人数:8人(14位タイ) 2022年度営業収益:約36億500万円(13位) 四方田修平前監督の下で2016シーズンのJ2を制し、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の下でJ1に定住した北海道コンサドーレ札幌。2018シーズンの4位を除くといずれも中位でシーズンを終えている。 J2を制した2016年度の営業収益は約19億200万円で、新型コロナウイルスの流行という非常事態もありながら、現在は倍近い規模にまで拡大している。平均入場者数はコロナ禍前の2017~19シーズンは約1万8000人を動員しているが、今季は1万6086人まで戻している。 特筆すべきはアカデミーからトップチームに継続的に人材を輩出する好循環が生まれていることだ。ホームグロウン人数は全体14位タイの8人だが、菅大輝、荒野拓馬が主力を担う。さらに、地元北海道出身の宮澤裕樹はキャプテンを務め、背番号10をつけるバンディエラ的存在である。1桁順位は今季も達成することができなかったが、それを目指すための土壌はある。
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