「エスカレーターは歩かないで」 “エスカレーター条例”施行から約1年で「歩く人半減」 AIで歩く人を検知し注意喚起するシステムの開発進める 名古屋市
中京テレビNEWS
名古屋市でエスカレーターを立ち止まって利用することを義務づける条例が施行されてからまもなく1年。少しずつ景色が変わってきました。
11日、河村市長が金山駅で呼びかけたのはエスカレーターの安全利用。立ち止まって乗ることを義務づける条例が名古屋で施行されてから、10月で1年が経ちます。
以前は、歩いている人も多く、中には、止まっている人をよけながらエスカレーターを上がる人もいた金山駅。 11日の金山駅の様子は、歩いている人はほとんどいません。 市の調査によると、エスカレーターを立ち止まらずに利用していた人の割合が15.6%から6.7%にまで半減したといいます。
しかし、担当者によると気になる情報も。 名古屋市スポーツ市民局担当者 渡邉弥里さん: 「(他の自治体で施行した)事例ではだんだんもとに戻ったという調査結果もあるので、今後も引き続き粘り強く、立ち止まってご利用いただくようお知らせしていきたい」 市はエスカレーターの安全利用をさらに浸透させるため、AIで歩く人を検知し、注意喚起するシステムの開発を進めているということです。