「今は脱ぎません」100キロマラソンに向けて A.B.C-Z塚田僚一が肉体改造中
<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム> 「やっぱり今回はやめておきます」 A.B.C-Z塚田僚一(37)が、先日のインタビュー後の写真撮影で上半身の筋肉披露を見送った。取材のたびにボディビル大会の部門3位となったこともある肉体美の撮影に応じてきた塚田が、今回それをしなかったのにはわけがある。 【写真】塚田僚一「ランナーの体に仕上げました」舞台フォトセッション 7月20、21日放送のフジテレビ系「FNS27時間テレビ」で行われる100キロマラソンに挑戦するため肉体改造を行っているさなかなのである。中途半端な状態を披露したくはなかったのだろう。 ステージでバック転連続30回の荒技を見せるなど、塚田の身体能力には定評がある。が、マラソンランナーのスリムな体形を思い浮かべれば分かるように、ムキムキの体は長距離走向きとは言えない。 「コンサートや舞台の前にトレーニングで走ることはありますが、走りそのものに自信があるわけじゃないんです」と本人も言う。 だから、フジテレビから依頼があった時、1度はこの話を断っている。だが、持ち前のウエルカム精神でデビュー以来、来た仕事はすべて引き受けてきただけに「モヤモヤが残った」という。フジから2度目のプッシュを受けるに至って、思わず「やります!」と応じたいきさつがある。 いったん引き受けるとアスリート魂に火がついた。 「100キロマラソンのためにシューズも買いました。今は2日に1回は10キロ走っていて、本番までに何足か履きつぶすことになると思います。当日は3足くらい同じシューズを用意しようと思います。しっかりと『走る体』を作り、本番の1カ月前には1度は40キロを走っておこうと計画を立てているんです」 言葉の端々から決意のほどが伝わってきた。一方で、鍛錬の中に別のメリットも見いだしている。 「地方の仕事の時も走ります。今までは仕事場とせいぜい名所に行くぐらいでしたけど、走ることでいろんな景色が目に入るようになりました。この前は大阪で川沿いをずーっと大阪城まで走りました。都会にも意外なほど自然があるし、その土地ならではの魅力を感じることができます。走ることで、視野も広がるんですね」 塚田らしいポジティブな考え方だ。 フジテレビの100キロマラソンは複数のランナーが競い合うサバイバルレース。今年は太田宏介、駒野友一ら元サッカー選手の他、リベンジに燃える井上咲良、ワタリ119ら「2年連続組」も6人参加。計18人で賞金1000万円を競う激戦だ。 塚田は「実際、出場した人たちのガチな様子を目の当たりにしたこともありますし、現実は厳しいので、1位とかは無理だと思っています。まずは完走を目指します」と話している。【相原斎】