ケイト・ウィンスレット、糖尿病の治療薬でのダイエットを批判「すべてが体重に関係している」
オゼンピックを初めとする糖尿病の治療薬を使ったダイエットが普及しているハリウッド。昨年劇的な減量に成功したオプラ・ウィンフリーも「痩せる薬を使った」と言っているが、オゼンピックを服用したと見られている。
本当に治療が必要な糖尿病患者に薬が行き渡らない一因になっているとして物議を醸しているが、これまでボディイメージについて積極的に発言していたケイト・ウィンスレットもこのトレンドを批判している。新聞「ニューヨークタイムズ」の日曜版のインタビューでこのダイエットについて聞かれると「オゼンピックが何なのか、実は知らないんだ」と正直にコメント。「知っているのは人が服用している錠剤のようなものだということだけ」。
インタビュアーから「2型糖尿病の治療薬を食欲を抑えるために服用して減量する」と教えられたケイトは「なんてこと。ひどい話」と反応。「みんな、もっといろんなものを食べようよ！」。
さらにケイトは世間が体重にこだわりすぎていると指摘する。「人は『素敵ね。痩せたんだね！』と言う。見た目が素敵という褒め言葉でさえ、体重と関係している。私はそんなことは言わせない。そう言われたら相手を非難する」。
昨年受けたインタビューでは、体型に関する議論は「私にとって個人的なもの」と語っていたケイト。「それはおそらく私が20代の頃からメインストリームのマスコミからひどい詮索を受け、ジャッジされ、実際いじめと言っていいほどの報道に晒されてきたことに原因していると思う」「私は一貫して不適切な体型だと言われ続けてきた」とコメントしていた。薬による減量がますます広がる今、体重にこだわりすぎているという彼女の指摘に改めて耳を傾けたいもの。
