今季のドイツ・ブンデスリーガは荒れている DFBポカールも1部クラブが3チームしかベスト8に残らぬ大波乱
続々と1部勢が消える波乱
ドイツの国内カップであるDFBポカールが荒れに荒れている。 今月5日と6日にベスト16が行われたのだが、ここではフランクフルトが3部相当のドリッテ・リーガに所属するザールブリュッケンにまさかの0-2で敗北。ザールブリュッケンは2回戦でバイエルンをも破っており、金星が連続したことになる。 次はベスト8の戦いだが、ブンデスリーガ1部のクラブでベスト8に残ったのはシュツットガルト、レヴァークーゼン、ボルシアMGの3クラブのみ。データサイト『Opta』によると、DFBポカールのベスト8に1部から3チームしか送り込めないのは2003-04シーズン以降では最少だという。 今季は1回戦からブレーメンがヴィクトリア・ケルンに2-3で敗れる波乱があり、ボーフムも1回戦でアルミニア・ビーレフェルトにPK戦の末敗北、アウグスブルクもウンターハヒンクに0-2、ダルムシュタットはホンブルクに0-3の完敗を喫している。 2回戦ではケルンがカイザースラウテルンに2-3、フライブルクがパダーボルンに1-3、マインツがヘルタ・ベルリンに0-3、前述の通りバイエルンもザールブリュッケンに1-2で敗れるなど、続々と1部のクラブが消えている。 ベスト8に残った3クラブのうち、準々決勝ではシュツットガルトとレヴァークーゼンが激突する組み合わせとなっている。ここで1部クラブがもう1つ消えることになり、今季のDFBポカールは予想がつかない。DF板倉滉が所属するボルシアMGにもチャンスはあるが、さらなるサプライズがあるのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部