「新年は新しい顔ですごしたい」「下半身も…」美容整形外科は年末年始の4日間が大忙し! 糸リフト44万、 眼瞼下垂48万、美膣は…〈実録“駆け込み整形”する女たち〉
年の瀬のこの時期は、美容整形外科による「年末年始垢抜け計画」「年末年始のお休み中にダウンタイム」などを売り文句にしたSNS広告がやたら目につく。それもそのはずで年末年始は、美容整形外科が1年で最も忙しい時期だという。なぜここで「駆け込み整形」をするのか。糸リフトに眼瞼下垂、小陰唇縮小術の施術を受ける3人の女性に、その心境を聞いた。 【施術写真あり】美容整形業界では年末は“顔”だけなく下半身を整えるお客が最も多いという
なぜ年末に「駆け込み整形」なのか?
なぜ美容整形は年末が最も忙しいのだろうか。その理由を「スワンクリニック銀座」の福澤見菜子院長に聞いた。 「やはりほとんどの方にとって、年末年始は1週間前後、確実にお休みがとれて、独り身の方なら誰とも会わなくてもすむ、1年のあいだで唯一と言っていいタイミングです。なので、ダウンタイムの必要な施術や、術後外気に触れないほうがいい施術を受けやすい期間なのです。以前私が大手美容外科にいたときは、大晦日ですら最終時間までオペが入り、その時期の帰宅は毎日終電でした」 実際、予約状況はどのような感じかというと…。 「28日には糸リフトが5件、小陰唇縮小術が3件、二重瞼が5件入っています。29日は糸リフトが3件、小陰唇縮小術が6件。30日は二重瞼手術が1件、糸リフトが2件、小陰唇縮小術が7件です」 小陰唇縮小術とは何かというと、女性器の小陰唇の余分な部分を切除し、大きさと形を整えて縫い合わせる手術のこと。昨今「美膣になりたい」と思い立って、この手術を受ける女性が増加傾向にあるという。 福澤院長によれば「当院の小陰唇縮小手術の症例数は国内で最も多いので、年末問わず、毎月50名以上の方がこの手術を受けています」とのことだった。 顔まわりはともかく、なぜ、年末のこの時期に小陰唇を整えるのか? 12月26日、「女性医療クリニック LUNA」にて「フェムゾーン美容外来」を行っている産婦人科専門医の宮本亜希子先生の元でこの手術を受けた会社員、澤田さん(23歳)に話を聞いた。 「小陰唇縮小術を受けるとダウンタイムが約1ヶ月ほど必要なんです。クリスマスを彼氏と過ごしたので、とりあえず1月末まではエッチはお休みしようかと。以前から気になってたビラビラの長さを整えたかったんです。恥ずかしい話、ビラが長くて、排尿時に尿が飛び散るのがとても不便だったんです」 小陰唇縮小術の施術は約40分ほど。術後、切り取られた澤田さんの直径2センチほどの左右の小陰唇はトレーの上に置かれた。その後、澤田さんは膣内にヒアルロン酸を注入する施術も受け、「これで新しい膣で新年を迎えられます~!」と満足気だった。小陰唇手術費用とヒアルロン酸注入合わせて55万円。澤田さんはこれを冬のボーナスで一括払いするという。