藤山直美「50歳さば読んでます」新橋演舞場で1996年以来の演目『はなのお六』上演に意気込み
東京・新橋演舞場の7月公演「七夕喜劇まつり」(5~28日)の舞台稽古が4日、同所で行われ、出演の藤山直美(65)、市村萬次郎(74)が見どころなどを語った。 演目は上方喜劇の名作「唐木の看板」「はなのお六」の2本立て。「はなの―」は、直美の父・藤山寛美の当たり役「はなの六兵衛」を、主人公の性別を変えて直美が継承してきた作品で、同所で上演されるのは1996年以来という。 直美は「もうトライアスロンみたいなお芝居で、(主人公は15歳ぐらいの設定で)50歳はさば読んでます。若いときは上演1カ月普通だったけど、こんな歳になりましたからね。千秋楽までいけるよう頑張りたい」と語った。 市村は「(私自身は)喜劇は初挑戦ですが、直美さんが出てくれればお客さんはそれだけで喜んでくれるだろうし、存在感だけで舞台が締まる。劇中で、彼女がただのおばさんから娘にぱっと変わるところが本当にかわいいですから見てくださいね」とアピールしていた。
中日スポーツ