「結婚しよう」甘い言葉で、女性客に売春あっせん…コンカフェ店長に有罪判決「二度とホストのようなことをしません」
また、被告人は交際相手と一緒に住んでいながらも、Aさんに「結婚しよう」という甘い言葉をかけていた。Aさんがメンズエステで働く動機であり、警察に被害相談をするきっかけにもなった。 結婚を持ち出したことについて、被告人は「結婚しようと話したことはありましが、冗談半分であり、軽い気持ちでした」と答えた。さらに、メンズエステの仕事を紹介したことについては次のように説明した。 「僕自身は、シャンパンじゃなくてもいいと言っていました。Aさん自身が『シャンパンがいい』と言っていました。Aさんのためでもありますが、自分のためでもあります。本音では心が痛いですが、乗り越えるというよりは、誤魔化していました。Aさんには申し訳ない。もっと良い店を紹介できればよかった。普通の店を紹介すればよかった」
●「二度とホストのようなことをしないように」
検察側は「経済的利益のために複数の売春をさせた。女性客(Aさん)になりすまし、Xでスカウトを探した」と指摘したうえで、今後、被害者を出さないという一般予防の観点などから、懲役1年6カ月・罰金50万円を求刑した。 一方、弁護側は「公訴事実は争わない」としながらも、「被害額は少額で、いわゆる悪質ホスト問題とは違う。彼女と母親が身元引受人だ」などとして、執行猶予を求めていた。 執行猶予付きの有罪判決を受けて、被告人は「今後二度とホストのようなことをしないようにします」と話した。