尾辻秀久氏が参院議長辞任願を提出、11日に新議長選出 腰部のけがから体調不良、今期限りで政界引退へ
11日召集の特別国会を前に参院の尾辻秀久議長(84)=鹿児島選挙区=は8日、議長の辞任願を長浜博行副議長に提出した。体調不良が理由。11日の参院本会議冒頭で尾辻氏の辞任が認められた後、新議長が選出される見通し。 【写真】〈関連〉2019年7月の参院選で当選確実となり、集まった支持者らと万歳をして喜ぶ尾辻秀久さん(左)=鹿児島市大黒町
尾辻氏は2022年8月に議長就任。昨年、腰部を圧迫骨折した後も、国会の議事運営や行事への出席を続けていた。最近になり痛みが強まり歩くのが難しくなったため、辞意を固めた。今期限りで政界を引退する意向を示しており、任期の来年7月まで議員活動を続ける。 議長は第1会派から選ぶのが慣例。自民党の関口昌一参院議員会長(71)が選出されるとみられる。
南日本新聞 | 鹿児島